【菜七子の初勝利ゼッケン盗難】この男性だったのか?これが犯行現場

2016年03月29日 11時00分

多くの観客の前、季節はずれのポロシャツで写真を撮る男性

 やはりこの男性だったのか? 日本中央競馬会(JRA)で16年ぶりに誕生した女性騎手・藤田菜七子(18)が騎乗した馬のゼッケンを持っているという男が28日正午ごろ、埼玉県警浦和署に出頭した。浦和競馬場(さいたま市)では24日、菜七子がデビュー初勝利を挙げた馬のゼッケンが盗まれている。本紙は26日発行の紙面に不審な男性が写った写真を掲載していたが、出頭したのはこの男性の可能性がある。

 浦和署は28日、浦和競馬場で関係者以外立ち入り禁止の場所に入ったとする建造物侵入容疑で、出頭した横浜市戸塚区、職業不詳の前仲孝樹容疑者(51)を逮捕した。逮捕容疑は24日正午ごろ、浦和競馬場で関係者以外立ち入りが禁止されている騎手待機場所「業務館」に侵入した疑い。ゼッケンを盗んだ疑いもあるとみて慎重に調べている。前仲容疑者は母親に付き添われ、出頭してきたという。

 事件があったのは、同日の浦和競馬3Rで菜七子がアスキーコードに騎乗して逃げ切り、デビュー初勝利を挙げた直後のことだった。レースで使用されたゼッケンを手にした男が菜七子にサインをねだってきた。初勝利を記念してゼッケンを浦和競馬場で保管すると話したため、菜七子はサイン。ところがその後、保管の話は虚偽だったことが判明していた。

 ゼッケンにサインを入れた後、アスキーコードに乗った菜七子が馬場で関係者らと記念撮影をした際、「KAWASAKI KEIBA」の文字が入ったポロシャツを着た不審な男性が、写真を撮るなどしていた姿が、本紙カメラマンが撮った写真に写っていた。この男性が前仲容疑者なのか。

 関係者によると、ポロシャツは厩務員組合の支給品。「業務館」など関係者以外立ち入り禁止のエリアも、常に厳重な警備がされているわけでもないという。