【ドバイシーマクラシック】ドゥラメンテの“ライバル”ポストポンドの強さは本物か

2016年03月25日 11時50分

【UAE・ドバイ24日発】決戦を2日後(土曜・26日=日本時間同日深夜)に控えた“日本軍団”10頭。この日はUAEダービー(ダート1900メートル)出走のラニがダートコースでキャンターを行った以外は、検疫センター内の運動や角馬場での微調整に終始した。

 前日(23日)は追い切り後に騎乗者と乗り替わり、ゲート練習を確認したドゥラメンテ(ドバイシーマクラシック=芝2410メートル)のM・デムーロ。総勢10頭の日本馬でも最注目の存在だが、現地でのパートナーの感触について「追い切りに(自分が)乗ったらテンションが上がってしまうので(騎乗しなかった)。ゲート内では馬もおとなしくて問題なかった」と語ったが、気になるライバルについても言及。「ポストポンドは(現地で)キャンターを見たけどすごい。ビッグライバルだ。前走楽勝でジェンティルドンナ(の一昨年ドバイシーマクラシック)と同じような時計だからね。でも、ドゥラメンテはすごく強いので自信を持って乗りたい」

 そのポストポンドに騎乗するアッゼニとは大の仲良し。「(砂よけの)ゴーグルは持ってきたか、(ドゥラメンテは)雨は得意かといろいろうるさかった(笑い)。ビッグレースを2人で1、2着したことは今までないけど、彼もすごく自信を持っている」と警戒した。

 果たして現地でのGIIシティオブゴールドを3馬身差で圧勝したライバルの強さは本物か? 英国の競馬専門紙レーシングポストのデビッド・ミルネス記者に聞くと「前哨戦を80~90%(の力)で勝ったように英国では一番強い馬。先行馬が速いペースで行く中であのパフォーマンス。柔軟にどんなペースでも対応できる」と絶賛。同馬を管理するヴェリアン調教師は英GIセントレジャーを制するなど英競馬界の新鋭で、妻はゴドルフィン(ドバイ王族マクトゥーム家の競走馬管理団体)で働く日本人。「ドゥラメンテはリスペクトしているが、ポストポンドも食事をしっかり取って肌の色が良く非常にいい状態」と一歩も引かない構えだ。

 24日の朝食会では所有馬3頭を出走させる“ノースヒルズ軍団”の総帥・前田幸治氏が「3頭とも無事に走ることが一番」としたうえで壮大なプランを語った。「ラニは2着までに入ったらケンタッキーダービーに行く。ベルカントはアグネスワールドが勝ったイギリスの直線競馬(GIジュライC)に行きたい。ワンアンドオンリーは凱旋門賞。“そこにレースがあるから”行くだけ。20年、30年前とは違って世界は狭い」

 その3頭に騎乗する武豊は「特にラニはチャンスがあると思う。今まで能力を全部出せていないけど、出せれば勝てると思っている。(名古屋大賞典を圧勝した半兄)アウォーディーとタイプは全然違うが(同じ重賞ウイナーの姉アムールブルエを含め)ポテンシャルは一番」と力をこめた。