【藤田菜七子デビュー】異常な熱気に川崎競馬場関係者「菜七子フィーバーはすごい!」

2016年03月03日 12時34分

菜七子フィーバーでパドックはこの状態

 16年ぶり7人目のJRAの女性ジョッキーとなった藤田菜七子騎手(18)=美浦・根本康広厩舎=が3日、川崎競馬場で“ひな祭りデビュー”した。

 平日にもかかわらず朝から多くのファンが駆けつけ、10時半の開門時に第2入場門は300人近いファンが並び、警備員は「昨日行われた重賞(JpnIIエンプレス杯)の2倍以上ですね。通常の5倍はいますよ!」と人気ぶりに驚いた。

 有料入場者数は11時時点で943人(今開催4日目)。前開催の4日目は242人で約4倍のファンが詰め掛けた。

 川崎競馬場側も多くのファンが訪れることを想定し、普段の冬場は使用しない内馬場の投票所も開放したという。

 川崎競馬組合の企画振興課は「マスコミは60社以上、140人以上の取材申請がある。過去にジョッキーデビューで取材対応をしたこと自体が初めてのこと。こんなにマスコミの方が来られるとは…。若いファンの方も多く見られますし、“菜七子フィーバー”はすごい」と舌を巻いた。

 専門誌の販売員も「ナイター開催ぐらい売れてますね。(JpnI)川崎記念の時に菜七子ちゃんが乗りに来てくれたら、もっと盛り上がるでしょうね」と期待を寄せた。

 テレビ局や新聞社も多数取材に訪れ、リポーターが「見てください! 菜七子フィーバーで行列ができてます」と興奮気味に伝えた。

 異常な熱気のもとで行われた注目のデビュー戦、第1Rスタート前には「菜七子、おはよう〜!」「菜七子、頑張れ〜!」などと声援が飛んだ。

 菜七子目当てではない60代男性のファンは「俺は女に興味はねえんだ!」と言いながらも菜七子を目撃すると、「けっこうかわいいんだね」と鼻の下を伸ばした。

 前走4着時は5番人気だった第1Rのコンバットダイヤ(牝3歳、浦和・工藤伸輔厩舎)は、馬券発売直後は単勝1・0倍の圧倒的人気に支持され、最終的には5・6倍の2番人気に落ち着いた。

 同馬を5番手に導きレースを進めたが、ズルズルと後退し、9頭立て8着に敗れ、デビュー戦で勝利はならなかった。

 この日は1Rを含め、計6頭に騎乗。5Rでは前走で2着と好走したミスターナインワン(牡7歳、浦和・牛房栄吉厩舎)とタッグを組むだけに、初勝利の期待がかかる。