【根岸S】東京ダート1400で10連対の“スペシャリスト”アンズチャンで勝負

2016年01月29日 20時01分

【根岸S(日曜=31日、東京ダート1400メートル=1着馬にフェブラリーS優先出走権)新バージョンアップ作戦】今週末から東京開催がスタート。日曜(31日)は2・21フェブラリーS(東京ダート1600メートル)につながるGIII根岸Sがメーンに組まれている。あまり“本番”に連動しない前哨戦というのが少々悩ましいが、「新VU作戦」はシンプルに直球勝負。この舞台で、10連対と結果を残している東京7ハロンの“スペシャリスト”アンズチャンで勝負する。

 

 2001年ノボトゥルー、05年メイショウボーラー、12年テスタマッタ…フェブラリーSをにらんだ時期の施行にもかかわらず、当レース経由で本番を制したのは3頭のみ(当時期施行の01年以降)。関連性の低い前哨戦と化した一因に挙げられるのが大きく異なるレースのラップバランスだ。

 

 前後半3ハロンの平均は根岸Sの前3ハロン35秒36→後3ハロン35秒88に対して、フェブラリーSが34秒96→36秒24(近5回)。フルダートの7ハロンと芝スタートの8ハロンでは前後半のラップバランスが乖離するのは否めない。本番うんぬんはひとまず横に置いて、軸馬には東京ダート7ハロンのスペシャリストを指名したい。

 

 ◎はズバリ、当該舞台で全5勝マークのアンズチャン。別表は昨年の準オープン&オープンクラスの東京ダート7ハロン戦を中間5ハロン(最初と最後の1ハロンをカット)の合計タイムでランク付けしたもの。その中で最も厳しい道中ラップを刻んでいるのが欅S。良馬場で中間5ハロン58秒0という出色の数字を叩き出しながら、Vタイムが1分23秒0。表中の10鞍では名実ともにナンバーワンの評価を与えていいだろう。

 

 いかにハイレベルな一戦であったかは3着=キョウエイアシュラ→アハルテケS=1着、4着=タールタン→ファイナルS=1着、7着=マキャヴィティ→ジャニュアリーS=1着と、のちに何頭もオープン特別を勝ったことが物語っている。2馬身差をつけられたとはいえ、2着=アンズチャンの自身上がり3ハロンは勝ち馬のそれを1秒0上回る35秒4。展開ひとつでV圏突入は十分可能とみた。

 

 ちなみにアンズチャンの昨年5走はすべて東京ダート1400メートル。結果1→2→2→5→1着だから適性の高さは言わずもがなだが、各レースのVタイムは1分23秒台前半から1分24秒台後半。中間5ハロンのトータルラップも58秒0~59秒4と幅が広い。

 

 それでいて最速上がりマークが4回にナンバー2が1回。ペース、馬場状態に惑わされることなく自身上がり34秒台、35秒台の末脚を繰り出すあたりは、東京ダート7ハロンのスペシャリストの面目躍如たるパフォーマンス。ダート戦において末一手の脚質は相応のリスクを背負うものだが、こと東京7ハロンにおけるアンズチャンにはその心配は無用と言えそうだ。