【JRA賞:年度代表馬、最優秀短距離馬】モーリスに3・26ドバイターフ参戦“待望論”

2016年01月07日 11時43分

香港マイルでGI3連勝のモーリス(右=ロイター)

【JRA賞:年度代表馬、最優秀短距離馬】モーリス(牡4歳=美浦・堀宣行厩舎)

 2015年度JRA賞受賞馬が6日に決定。注目の年度代表馬には、モーリスが有効投票291票中215票を獲得して選出された(最優秀短距離馬部門は245票で受賞)。年度代表馬は芝中長距離の王道路線を歩んだ馬が選出されるケースが圧倒的に多いが、年間無敗によるマイル路線完全制覇が受賞の決め手となった。

 15年のJRA・GⅠ2勝馬の中でも、宝塚記念&天皇賞・秋を制したラブリーデイに、皐月賞&日本ダービーのクラシック2冠馬ドゥラメンテ、そして安田記念&マイルCSのモーリス。この3頭による年度代表馬争いが予想されたが、ドゥラメンテは3歳限定の上にダービー後に戦線離脱、ラブリーデイはジャパンC(3着)、有馬記念(5着)とタイトルを確定するGI・3勝目を続けて逃したことが推しきれない要因になった。

 一方、本来なら分が悪い短距離部門のモーリスだったが、暮れの香港マイル勝ちを加えれば“GI・3勝”の単独トップ。しかも年間6戦無敗の圧倒的な戦績が決め手となり、予想以上の票差をつけることになった。短距離部門の受賞馬が年度代表馬に選ばれたのは13年ロードカナロアに続く快挙。GI・3戦はゲート難や折り合い難を抱えた中でのパフォーマンスだけに今後の伸びシロもまだまだ見込め、国内完全制圧を果たした後の今年の目標は「世界制覇」となりそうだ。

 現時点では始動戦は明言されていないが、競馬ファンの間では春のドバイターフ(3月26日=メイダン芝1800メートル)でソロウ(英国=セン6)と世界最強マイラーの座をかけての激突を望む声が多く、その動向が注目される。

「今後もこの馬の可能性を追求して、持って生まれた能力を発揮させていくことで、ファンの皆さまに、より楽しんでいただけたら」との受賞コメントを寄せた昨年のリーディング堀調教師。モーリスだけでなく、ドゥラメンテも管理する、この新時代のトップトレーナーの動向から今年も目が離せそうにない。