競馬ファン衝撃! 名門トウショウ牧場閉鎖

2015年09月02日 16時00分

トウショウ牧場主な生産馬

 トウショウボーイ(1976~77年にGI級3勝)、スイープトウショウ(2005年宝塚記念、エリザベス女王杯)などの多くの活躍馬を出してきた名門トウショウ牧場(65年に藤田正明氏が開場)が、今年10月いっぱいで閉鎖されることが明らかになった。オーナー(トウショウ産業名義)としても現役馬と当歳馬の一部がキャリアを終えた時点で“引退”する予定だ。

 トウショウ牧場は開業当初にアメリカから輸入した牝馬ソシアルバターフライを根幹母系として日本の生産&競走界をリード。前記の代表生産馬トウショウボーイは圧倒的スピードを武器に一線級で活躍し、ライバルだったグリーングラス、テンポイントとともに3強を形成、“TTG”と呼ばれた時代を彩った。以降も自家繁殖馬を中心に運営を続けコンスタントに重賞勝ち馬を輩出してきたが、長引く生産地不況の影響を受けて近年は規模を徐々に縮小、ついに半世紀の歴史を閉じる決断に至った。11年に廃業したメジロ牧場に続き、老舗名門牧場がまたひとつ消えることになる。

 なお、生産は今年生まれた世代で終了、スイープトウショウなど繁殖牝馬もセールなどで他の牧場に移籍する見込み。

 桜花賞馬シスタートウショウの現役12戦(90~93年=4勝)ですべて手綱を取った角田調教師は2日朝、「詳しいことはまだ聞いていない。お世話になった牧場ですが…」。戸惑いの表情を浮かべた。また、3歳上のJRA現役馬では現在唯一オープンクラスに在籍するトウショウフリーク(先週の新潟・BSN賞2着)を管理する今野調教師は「うすうす話は聞いていましたが…。残念ですね」と言葉少なだった。