【バーデンバーデンC】夏は牝馬…いや8歳の熟女プリンセスメモリー もうひと花咲かせる可能性はあるのか?

2015年07月17日 19時00分

まだまだ馬体も若々しいプリンセスメモリー

【バーデンバーデンカップ(日曜=19日、福島芝1200メートル)得ダネ情報】福島メーンはスプリント決戦・バーデンバーデンC。真夏のハンデ戦となれば、美浦得ダネ班の推奨馬もより大胆に。メンバー最高齢牝馬のプリンセスメモリーで爆穴を狙ってきた。今年に入ってからは無事に舞台に立てないケースすら目立ってきた熟女が一線に返り咲く根拠とは!?

 2月のシルクロードSは右前肢、4月の阪神牝馬Sは左前肢のフレグモーネで取り消した(枠順発表前)。当然、状態面に不安を抱かせる事案だが…。取材の冒頭、「順番からいって今度はトモ(後肢)ですかね」と、高橋博調教師からブラックジョークが飛び出したことが、むしろ中間の調整がうまくいっている自信の表れだろう。

 まずは、そのフレグモーネ(主に細菌の感染による炎症)に関してだが、「兆候がなくても、なるときはなるもの。冬場は(馬場に散布される)不凍液の影響も指摘されるが、幸いこの中間は問題なくきている。夏はあまり使っていない馬だけど、今の時期がいいのかも」(高橋博調教師)。

 確かに7〜8月の出走は新馬→ダリア賞でデビュー2連勝した2歳時と6歳時だけ。経験が少ないだけで、夏馬の可能性は大いにある。

 さらなる推し材料は、長年の懸案である爪の不安が福島の馬場では軽減されそうなことで、「昔から福島は一度雨が降ったら(悪化が進んで)“終わり”って言われるほど。軟らかい馬場は大歓迎だし、爪が小さい馬だから雨で渋ったままでも問題ない」。

 こちらも経験こそ少ないが、当福島芝1200メートルは一昨年の準オープン・テレビユー福島賞勝ちに、昨秋の福島民友Cでも4着した舞台なのだ。

 そして師の表情に最も輝きを増したのが54キロのハンデだ。

「オーナーとは、オープン特別だと56キロを背負う可能性もあるだろうからって話し合って、(3度目のオープン勝ちを決めた後は)ずっと重賞を選んできたくらい。まさか54キロで出られるとはね。前半はとにかく我慢させて、最後の2ハロンの末脚にかける競馬をずっとやってきた馬。ここも持ち味を生かしたいし、このハンデなら生かせると思う」

 熟女が見せる“妖艶技”は見逃せない。