10週連続勝利!堀厩舎の快進撃どこまで続く

2015年06月12日 19時00分

安田記念を制した堀厩舎のモーリス(右)。左は2着のヴァンセンヌ

【栗東トレセン発秘話】今や時代は「堀」である。ダービー、安田記念とGIを連勝し、今年すでに海外も含め重賞7勝。もちろん勝ち鞍28もトップであり、連対率は実に3割7分以上というのだから恐れ入る。とりあえず堀厩舎の馬が出ていたら、その馬番は自動的にマークカードに塗っておかなくてはいけないレベルだ。

 快進撃が続く堀厩舎は目下10週連続で勝利を挙げており、今週勝てば2007年に中村調教師が記録した11週の最多連続週勝利記録(競走体系が大幅に刷新された1984年以降)に並ぶことになる。

「えっ? 堀はそんなに勝っているのか? 俺の記録が抜かされてしまうじゃないか」と動揺を隠し切れないのは“ベルト保持者”の中村調教師。07年の11週連続勝利の記録は当時20馬房で達成したのだから、とてつもなくすごい偉業である。

「その年の終わりにグリーンチャンネルで一年を振り返る番組をやっていてな。10大ニュースの中の7位ぐらいに俺の記録が入っていたんだ。女性の司会者が『これってすごいんですか?』って言ったら、解説の根本調教師が『すごい記録です。毎週10から20鞍乗る騎手ならいざ知らず、厩舎でここまで毎週勝つなんて相当難しいことですよ』って言ってくれてな」と懐かしむ中村師。その当時は馬を使えばなんでも勝てるぐらいの雰囲気があり、10週目で勝てると踏んでいた1番人気の新馬が2着に惜敗した時も、最終レースをハナ差で勝って記録をつないだのだという。

 使えばなんでも勝ち負けしてくれそうな好ムード…まさに今の堀厩舎がそうなのかもしれない。良血馬も少ない中、20馬房でやりくりして達成した中村師の偉業が破られてほしくない気持ちもあるが、堀厩舎の快進撃がどこまで続くか見たい気持ちも…。今週タイ記録が達成されるのか、要チェックだ。