【競馬JAPAN】大器と呼ばれ続けてきたディープインパクト産駒2頭が覚醒か

2015年06月10日 10時00分

 

 GⅠ連戦も安田記念で終了。夏競馬の色合いが強くなってくる今週のエプソムCは、一気に興奮も薄くなると思ったら大間違い。レースはGⅢでも、馬はGⅠ級。そんな期待を抱かせる馬が2頭出走する。

 

「いよいよサトノアラジンが本格化してきた」

 

 と話すのは、この馬をデビュー時から追いかけてきた競馬専門誌記者の話だ。

 

「恐らく、この世代の期待馬としては1、2の存在だったと思うよ。実際新馬を勝ったときは、池江調教師から『凱旋門賞に出走したい』という高い期待も得たほどだからね。その後は重賞で3着の結果もあったが、もうひとつ伸びきれず春のクラシックは未出走。夏の条件戦2戦を圧倒的な強さで勝ち菊花賞候補にもなったが、本番はたびたび前が壁になって消化不良のまま終了。どうも流れに乗れず、このまま期待外れで終わってしまうのか心配もあったよ。でも今年に入って、ようやく軌道に乗って来た。春興Sでは、中山で上がり3F32秒7の驚異的な脚を繰り出して差し切り。前走のモンゴル大統領賞も、先行馬が優勢だった当日の馬場で、後方から追い込み勝ち。3歳時の物足りないイメージが完全に払拭された。そもそも全姉は、牝馬3冠路線未出走ながら、古馬になってGⅠを勝ち覚醒したラキシス。それを思うと、この馬も晩成型だったのだろう。前走の芝1800mの勝ちタイム1分44秒7は、重賞でも足りるもの。秋はGⅠを視野に入れる馬で、エプソムCは通過点にしなければならない」

 

 サトノアラジンはここへ来て強くなってきたが、こちらはデビュー直後から大物の噂が出ていた。それがエイシンヒカリである。

 

「デビュー戦は皐月賞も終わった後と遅かったが、そのレースを好タイムで圧勝すると、その勢いままに5連勝。特にアイルランドTはみんなも覚えていると思うが、直線で大きく膨れて外ラチ沿いにまで行ってしまったが、それでも3馬身半差の圧勝。多くの人が大物を予感しただろうね。それだけにチャレンジCの惨敗は残念だったが、もともとデビューが遅かったように体質に問題がある馬。アイルランドTのようなきつい競馬の後で反動もあったのだろう。休みを入れてリフレッシュされた前走の都大路Sは、昨年同レースを圧勝したグランデッツァを寄せ付けず逃げ切り。馬場が渋っていたとはいえ、1年前のデビュー戦と同じ時計というのは少々不満だが、これがエイシンヒカリ本来の姿ではあるまい。潜在能力はもっと上。エプソムCで、本当のエイシンヒカリを見せてもらいたい」(競馬専門誌記者)

 

 春のGⅠが終わったばかりでも、秋のGⅠへ向けて戦いは始まっている。まずは、ディープ産駒2頭の力が本物か。サトノアラジン、エイシンヒカリ、この2頭が直接対決することで、その力もはっきり見えてくるはずだ。

 

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