ベール脱ぐ次世代の黄金配合馬

2012年09月20日 10時00分

【トレセン発 秘話】オルフェーヴルが凱旋門賞の前哨戦フォワ賞を完勝し、今週はゴールドシップが神戸新聞杯で再始動する。この秋も黄金配合馬(父ステイゴールド×母父メジロマックイーン)たちから目が離せない日々が続きそうだ。

 百発百中に近い確率で走る馬を輩出しているだけに当然、次世代の黄金配合馬にも興味が湧く。

 現2歳ではオルフェーヴルの全弟リヤンドファミユ(池江)、そして馬券野郎注目のワナビーザベスト(牝=母シャープキック・勢司)だ。

 5月の美浦入厩から実に4か月がたっているのにまだ出走していないのは驚き。ひと夏をサラブレッドの最前線基地で過ごしたことになるが、このようなデビュー前の気長な教育は07年オークスで4着した同キュウミンティエアーと同じ。再現するような活躍が見られるのか――。

「気性に難しいところがあったが、ようやく人間の指示に従うようになってきた。時間をかけて調教した成果だな。とにかく乗り味は素晴らしいし、稽古ではやればやるだけ動く。正直、能力は底なし。ただ、いくらポテンシャルが高くても、それがレースで発揮できなければ元も子もない。まあ今のワナビーならもう大丈夫だと思うけどね」

“馬上の哲学者”との異名を取る大塚助手が全身全霊で教育したかいあって、ついにデビューが間近に迫ってきた。早ければ来週日曜(30日)の中山芝外1600メートル新馬戦でベールを脱ぐ。

 どんな強力関西馬が遠征してこようと、この馬にはかなうまい。馬券野郎はもちろん、初っぱなから全力投球である。

(美浦の馬券野郎・虎石晃)