サークルに新風を送る若い調教師

2012年09月11日 10時00分

 栗東の中堅ジョッキー、長谷川浩大(28)が17日の騎乗を最後に現役引退を決めた。今後はデビュー時に所属していた古巣・中村厩舎で調教助手に転身、調教師を目指して第2の人生を歩む。

 同騎手はデビューした03年に史上39人目の初騎乗初勝利を飾り、新人最多の28勝を挙げて3年目には38勝。さらなる躍進を期待されたが、6年目にフリーになって以後騎乗馬に恵まれず昨年、一昨年は12勝止まり。今年も2日終了現在6勝にとどまっている。

「2年ぐらい前から転身を考えていた。来年からはスタッフの賃金がカット(新規の助手、厩務員は2割減)されるので引退を決めた。2人の子供もいますから。一番の思い出? フェアリーS(05年)と、フィリーズレビュー(06年)をダイワパッションで勝ったことです」(長谷川)

 転身の動機はJRAの厳しい現状を映し出したもので少々寂しいが、本人は次のステップへ意欲満々。「馬のケアは調教師になるためにも必要。これからは助手の仕事はもちろん、厩舎業務全般の勉強に励みます」

 サークルに新風を送る若い調教師誕生に期待したい。