【英国】史上最高の障害騎手が引退発表

2015年02月10日 14時39分

 障害レースというと現在の日本では存在感が薄いが、英国では今でも平地に劣らない人気を誇っている。

 そんな英国障害競馬で史上最高の障害騎手と言われるトニー・マッコイ騎手(40)が7日に引退を発表した。

 マッコイ騎手は英ニューバリー競馬場でミスターモールに騎乗して今シーズン200勝目を挙げた直後にチャンネル4のテレビインタビューに応えて、今シーズンいっぱい(4月25日まで)での引退を表明。「競馬を楽しめている間に、そしてトップ騎手であるうちに騎手をやめたい」と語った。

 また、レーシングポスト紙のインタビューには「引退は5年ほど前から考えていたが、10月のケガで今シーズン目指していた300勝達成が不可能になったことで心が折れた」と答えている。

 マッコイ騎手は、1995/96年シーズンから昨シーズンまで19シーズン連続して英障害チャンピオンジョッキーに輝く名手。今シーズンもリーディングに輝くことはほぼ確実だ。驚異的なペースで勝ちまくり、2001/02年シーズンには1947年にゴードン・リチャーズ騎手(平地)が記録した269勝を20勝も上回る289勝を挙げ英年間最多勝記録を更新。7日現在の英通算勝ち星は4173勝に上っている(英歴代2位。障害では2位を1300勝以上引き離す断然の1位)。

 大レースにも強く、英障害最大のレースであり、日本のオールドファンにも知られるグランドナショナルは2010年にドントプッシュイットで、チャンピオン決定戦のチェルトナムゴールドCは1997年にミスターマリガン、2012年にシンクロナイズドで制している。(秋山響)