虹が見える男カッチーに乗ってみる

2012年09月06日 10時00分

【トレセン発 秘話】火曜(4日)朝の美浦トレセン。南の方角にため息が出るほど色鮮やかな虹がかかった。20年前、北海道旅行の最中に見て以来の見事な虹だ。

 あの時と同様、誰かとこの感動を共有したくて、馬券野郎の目の前にいた田中勝に「見事な虹が見えますよ」と声を掛けたら…。「えっ、見えるの? 虹は心の奇麗な人にしか見えないんだよ」と得意技のカッチースマイルで返答。「ってことは、カツハルさんも見えていたんじゃないですか」と切り返して2人で笑っていたところ、エージェントのM氏が現れた。

「Mさん、向こうの虹が見えますか?」と振ると「へっ? どこ? 見えねえよ。それより○○厩舎の情報は当たるな。先週も儲かったぞ」とさっそく馬券の話。カッチーと苦笑しながら聞いてあげたが、いつまでも虹が見える人間でありたいとつくづく思った瞬間である。

 ついでにもう一つ、いつまでも馬券を当て続けていたい馬券野郎はカッチーへの取材も怠らなかった。日曜(9日)中山のセプテンバーS(3歳上1600万下、芝外1200メートル)に出走する森厩舎のトップオブピーコイ(牡6)。美浦滞在中の同馬に先週、カッチーが追い切りをつけた。

「最近は走らなくなっているけど、乗った感触は悪くないんだよね。中山は走るし」とまんざらでもない表情。相手関係を精査していない段階なので現時点では本命を打つかは決めていないが、マークは外せないと思っている。

 (美浦の馬券野郎・虎石晃)