【競馬JAPAN】ゴールドシップ、ナムラビクタ-に見る競馬の難しさ

2015年01月29日 08時00分

 

 ゴールドシップの出走で盛り上がったアメリカJCCだが、主役のゴールドシップが全く動けず、クリールカイザーが逃げ切り。大波乱の結果となった。いったいゴールドシップに何があったのか。

 

「調子は、有馬記念以上という人もいたくらいで悪くなかったはず。パドックでもふっくらし、厚みのある馬体から好調は窺えた。ただフランスから戻ってきてから、少し大人しくなったようには見えるけどね。レースは、この馬の負けパターン。スローぺースなのに前に行けず、ペースが上がったところで追走に苦労する。直線一気に差し切る脚が無いから、4コーナーで後方なら、ほぼ終わりだね。高速馬場の京都が弱いイメージだが、スローの瞬発力勝負になれば、中山でもあっさり負けてしまう。強さもあるが、自分の競馬ができないと格下にもあっさり負けてしまう脆さは相変わらず。気性が難しいのに騎手が固定されないのも、不安定な成績に結びついている。この先も能力的な成長は考えられないから、あまり買い被るのは危険だろう」(競馬専門誌記者)

 

 出てくればレース自体は盛り上がるが、いざ馬券を考えた時、扱いが難しいことには困ったものである。

 

 これとは打って変わり、東海Sのほうは大本命のコパノリッキーが楽勝。チャンピオンズCと違いすんなり先手を取ると、やや速めのペースで進み後続を潰す強気な競馬。最後は4馬身差の圧勝で、力の違いをまざまざと見せつけた。フェブラリーS2連覇へ向けて順調に進んでいる。

 

 チャンピオンズC2着で2番人気に推されたナムラビクターは惨敗。成績から安定感もあり、特に今回は調教の動きもよく、コパノリッキーとの斤量2キロ差から逆転の期待も高かったのだが。

 

「この馬はいつも調教で終いがバタバタになって見栄えが悪いのだが、今回は珍しくモタモタしたシーンが無いままフィニッシュ。よほど調子がいいと思って期待したのだが、まさか大敗とは」(栗東TM)と関係者も嘆いていたが、こんなことも話していた。

 

「なんでもかんでも調教が動けばいいと思われているが、馬にはそれぞれ特性があり、調教が悪くてもレースへ行って走る馬もいる。ナムラビクターの場合は、これまで終いが悪く見えても、レースへ行って結果を出していた。今回は調教が動いたように見えたが、それはいつものナムラビクターでは無いということなのかもしれない」

 

 こんな話を聞かされると、改めて競馬は難しいと感じさせられる。調教も、一頭一頭のクセを見抜かないと、調子や仕上げの進み具合は分からないということなのだろう。

 

 さて他のレースも振り返っておきたい。

 

 土曜日の京都牝馬Sも大波乱。配当も凄いが、関西の重賞で関東馬が1~3着まで上位独占というのも珍しい。

 

 勝ち馬ケイアイエレガントに騎乗したのは内田博騎手。同騎手は、公営競馬時代にも「ケイアイ」の馬に騎乗しており、乗り替わりの今回は心に期するものがあったのだろう。本当は、若駒Sのシュヴァルグランがメインだったのだろうが、まさかの取り消し。関西遠征は無駄に終わる雰囲気だったが、さすがは一流騎手。手ぶらでは帰らなかった。昨年ヴィクトリアマイルのヴィルシーナもそうだが、逃げると粘り強い騎手。今後も人気薄の先行馬に騎乗したときはマークしておきたい。

 

 その若駒Sはアダムスブリッジがデビューから2連勝。出遅れて最後方になったうえに、ペースがかなり遅く道中は絶望的な位置だったが、直線だけで全ての馬をごぼう抜きで差し切り。クラシックに名乗りを挙げた。半兄にアダムスピーク、全姉にリラヴァティのいる良血で、これは大物候補だ。

 

 日曜日で目立ったのは中山10レースのモーリス。栗東の吉田厩舎から美浦の堀厩舎に移籍となったが、以前に比べ馬体も変化。重心の低いパワータイプから、瞬発力型の馬に変貌していた。レースでは力の違いを見せつけ圧勝。ストロングリターン、リアルインパクトらでマイルGⅠを勝っている厩舎で、この馬もいずれは安田記念やマイルCSに名を連ねるまでに成長しそうである。

 

 

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