【東海S】武豊が4馬身差圧勝コパノリッキーの課題を分析

2015年01月26日 20時00分

武豊がコパノリッキーを見事にナビゲートして4馬身差の圧勝

 GII東海S(25日=中京ダート1800メートル)は、武豊騎乗のコパノリッキー(牡5・村山)が2着グランドシチーに4馬身差をつける圧勝で1番人気に応えた。12着に沈んだ昨年暮れのチャンピオンズCと違って4角で早々と勝負を決めるワンサイドゲーム。強さともろさ…どちらが真のコパノリッキーの姿なのか?

 

 武豊を鞍上に迎えた今年初戦は4馬身差の圧勝。連覇を狙う2・22フェブラリーSに向け、コパノリッキーが文句なしの結果を出した。

 

「あまりいいスタートじゃなかったけど、五分には出られたからあとは折り合いにだけ気をつけた。2番手でも思ったより我慢が利いていたし、やっぱり強いね」(武豊)

 

 行きたがるところを無理に抑え込むのではなく、馬をなだめながらリズム良く走らせるあたりが豊マジック。ジョッキー時代の先輩・武豊に騎乗を依頼した村山調教師が求めていたものもこれだろう。

 

「スタートが良くないなりに上手なレースをしてもらい、中京コースの苦手意識も克服できた。今後に向けて収穫の多い勝利」と名手の手綱さばきを絶賛。「GIでも今日のような競馬ができるのが本当に強い馬だと思います」と同師の意識は次のフェブラリーSに早くも切り替えられている。

 

 周囲から見れば完璧な勝利。だが、その一戦に今後への課題を見つけるのが武豊だ。比較の対象は自身のお手馬であり、GIを4勝した父のゴールドアリュール。

 

「力強い走りはよく似ている。一定のリズムでバテずに走れるという感じとかがね。ただゲートにしても、折り合い面にしても粗削りなところはある。だから今日のように強い時もあれば、あっさりと負けることも」。自身しか知り得ない尺度で課題を呈しながらも「だからこそ伸びシロもあると思うし、これからが本当に楽しみな馬」と続けた。

 

 最大級の賛辞をもらったコパノリッキーが再びダート路線を席巻した時こそ、真の力を身につけたと言えるのかもしれない。