【競馬JAPAN】ここ一番で出る岩田騎手の神騎乗

2015年01月22日 06時00分

 

 日経新春杯はサトノノブレス、タマモベストプレイの実績馬2頭が敗北。ダービー以来の休養明けだったアドマイヤデウスが、最内から抜け出し快勝した。春には若葉Sでウインフルブルーム、サウンズオブアースを破りクラシックでも期待されたが、皐月賞9着、ダービー7着と敗退。そのダービーのレース中に骨折を発症し、秋は菊花賞も使えず、日経新春杯が復帰戦となった。

 

「7か月ぶりのレース、そして初めての古馬との対戦でGⅡを勝ったのだから大したもの。馬も偉いが、鞍上の岩田騎手も得意のイン衝きで腕を見せた。昨春にまたしても後藤騎手を落馬させたときは、さすがにショックを受け、以降は内を衝いても他を気にする場面が多く、モタモタしているうちにレースが終わってしまうケースが何度もあった。

 

 だけどマイルCSのダノンシャークや、今回のアドマイヤデウスのように、ここぞというときはやっぱり得意のイン衝きを決めてくれる。本人には意識は無いかもしれないが、下級条件よりは、重賞のほうが岩田らしい騎乗が出てるね。本格化したアドマイヤデウスと岩田のコンビなら、春の天皇賞も面白い。ただゴールドシップが出てきたら、岩田はそちらに乗るから駄目だけど、2回大敗しているから、あの馬ももう出てこないかな」(関西専門紙記者)

 

 以前に比べると、他馬(騎手?)に気を使ったレースが増えた感のある岩田騎手だが、やはり大一番では信頼度抜群。さすがに人気馬に乗ると、秋華賞のヌーヴォレコルトのように慎重に外をまわすレースになることもあるが、穴人気馬のときは思い切ったイン強襲を狙ってくるので、今後も要注意だ。

 

 2着のフーラブライドは惜しくも2着。この馬の馬主は社台の吉田和子氏。社台の牝馬は6歳の春までに引退し、繁殖入りするのがパターンだが。

 

「この馬は馬主が社台の吉田和子さんだが、生産は社台じゃない。それでも社台牝馬のパターンで、6歳で繁殖入り。この馬も日経新春杯がラストランっていう話だった。でも厩舎のほうはまだまだ活躍できるので、できれば現役続行で春の天皇賞を狙いたいという話もあったんだ。そのためにも、ここは勝ってアピールしたかったから、悔しい2着だ。果たして予定通り引退なのか、厩舎の願いがかなって現役を続けるのか…」(関西専門紙記者)

 

 現役続行を訴えるためにも大勝負だったが、結果は2着。果たして次はあるのか。

 

 京成杯は日経新春杯と異なり人気上位馬の決着。大外からベルーフが桁違いの脚で豪快に差し切った。

 

「池江さんは、気性が若い云々で泣きを入れていたが、あの人がそういうときは結構勝率が高い。オルフェーヴルのダービーや宝塚記念前も不安なことを言っていたからね。ただ馬が気性的にかなり若いのは確かで、心身ともに伸びしろは大きい。クラシックに向けて面白い一頭だ」(雑誌記者)

 

 2着以下は混戦だったが、この中で先が面白い馬はいるのか。

 

「上位人気で負けた中ではクラージュシチー。これは完全に内枠に殺された。速攻の脚が無いから、一瞬に内から抜け出すことができない。ジワジワ伸びる馬だから、外をまわる競馬のほうがいいだろうな。能力は高いので、まだ見限れない」(雑誌記者)

 

 ベルーフとクラージュシチーはともにハービンジャー産駒で、枠も最内と大外だったが極端だったが、結果も明暗がはっきり分かれてしまった。

 

 他レースで目立ったのは、日曜中山10レースを勝ったラングレー。デビュー当初はクラシック候補にも挙がっていたが、結局3冠のどこにも出走できずに終了。とんだ評判倒れに思われたが、ここへ来て1000万、1600万と連勝。特に今回は、これまでのモヤモヤを解消するような勝ちっぷりで、素質が開花してきた雰囲気だ。

 

「決め手が無く、いつも直線でモタモタしていたが、これまでと違う脚を見せて成長を感じさせてくれた。3歳の弟(リアルスティール)が大物と騒がれているが、兄も負けていられない。この内容なら、重賞でも善戦できるんじゃないか」(栗東TM)

 

 ラングレー、リアルスティール兄弟の活躍も動向にも注意をはらいたい。

 

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