23歳突然死ジェニュインが遺してくれた物

2015年01月20日 16時00分

ジェニュイン(左)は、のちのダービー馬タヤスツヨシ(右)を退け、第55代皐月賞馬に輝いた

 大種牡馬サンデーサイレンスの初年度産駒で競走馬、種牡馬としても活躍したジェニュイン(牡23)が19日、功労馬として余生を送っていた社台スタリオンステーション(北海道安平町)で突然死した。放牧中のケガにより自立できない状態になっていたという。

 ジェニュインは1994年に美浦・松山康久厩舎からデビューし、95年皐月賞、96年マイルチャンピオンシップとGI・2勝の活躍(通算21戦5勝)。フジキセキ(94年朝日杯3歳S=現朝日杯FS)、タヤスツヨシ(95年日本ダービー)と並び、サンデーサイレンスの初年度産駒を代表する1頭として、97年の現役引退後に種牡馬入り。国内はもちろん、シャトル種牡馬としてオーストラリアでも供用(2001~04年)された。

 主な産駒に豪GIオーストラリアンカップ勝ちのポンペイルーラー、デビューから無傷の5連勝を決めたドンクール(交流重賞2勝)などがいる。

 現在の日本競馬の隆盛はサンデーサイレンス抜きには語れない。その偉大なる父の種牡馬記録を次々に塗り替えているディープインパクトの活躍はもちろん、レーティング世界ナンバーワンの座を維持したまま新たに種牡馬入りした孫のジャスタウェイ(父ハーツクライ)など、「SSの血」の動向はいまや世界的な注目を集めるまでになった。

 偉大なるその血をワールドワイドに継承していく“先駆け”になったという面でも、ジェニュインが果たした功績は大きなものだった。