【東海S】有力馬の選択過程で見える勝負気配

2015年01月21日 19時05分

【東海S:トレセン発秘話】距離こそ300メートル違うが、わずか3日違いで開催される同じ左回りのダート重賞といえば? そう、GII東海S(25日=中京1800メートル)と交流GI川崎記念(28日=川崎2100メートル)だ。

 中央か地方か、GIIかGIか。各陣営の両レースへの選択過程を探ることで、ある程度の勝負気配をかぎつけることができるかもしれないとみて取材を試みた。

「仮にホッコータルマエが出てこなければ、川崎記念に行っていたかもしれません。でも向こうが出てくるというので。まあ、距離も2100メートルよりは1800メートルの方がいいですし、次に1600メートルのフェブラリーSを使うという意味でも、東海Sの方がいいのかなという感じですかね」

 こう語るのは両レースに登録したうえで、東海Sに矛先を向けたコパノリッキーの村山調教師。

 一方、東海S一本に絞って調整してきたのを強調するのがインカンテーションの羽月調教師だ。

「チャンピオンズC(10着)が少し消化不良でしたから、改めてこのコースで、という気持ちを持っています。あの時は前哨戦(みやこS)を勝ったので出走権があったんですが、賞金順では結構下の方だった。ですからフェブラリーSもこのままの賞金では安心していられないし、なんとか出走権を取りたいですね」

 また「自分自身は川崎に行きたいと思っていたんだけど、オーナーが東海Sに使ってくれというので」と説明するのはナムラビクターの福島調教師で、「去年は平安S(5着)以外崩れていないし、どんな相手でもやれるとは思うんだけどね」と付け加えた。

 冷静に絶対強者(ホッコータルマエ)を避けたコパノリッキーに、フェブラリーSの出走権取りにメイチのインカンテーション、どこでも戦える自信を見せるナムラビクター。各陣営の感触を聞いてハッキリしたのは有力各馬がどれも勝ちに来ていること。

 その順位付けは確定面までに何とか決めるとして、東海Sでは2・22フェブラリーSに向けたシ烈な砂上バトルが繰り広げられることは間違いなかろう。

 (栗東の坂路野郎・高岡功)