競馬界「ブロック制」発動の功罪

2012年09月03日 12時00分

 今週から「ブロック制」が発動される。

 これは未勝利&500万クラスにおいて、自ブロック所属馬が優先的に出走できる制度。つまり、フルゲート割れしない限り、関東馬は関西へ、関西馬は関東へ遠征できないということだ。

 下級条件は自ブロックで戦い、頂上決戦で初めて東西の雄が激突…そんな古き良き競馬シーンを実現するためには新馬戦にも取り入れるべきだったろうが、興行的に重要な新馬戦がフルゲート割れとなっては元も子もない、ということか。

 さてこの新制度、「中山には存在しない千四を求めて阪神や京都へ使いに行けなくなる」「大レース前の栗東滞在時に未勝利や500万クラスの馬を帯同しづらくなる」などの問題もあるが、「夏の新潟や春の東京では上級クラスだけでなく、下級クラスもかなり関西馬に勝たれている。それがなくなるのは関東にとって悪い話ではない」。

 西高東低の打開策とはならないまでも、このシステム始動をきっかけに沈みっ放しの美浦トレセンの士気が、少しでも高まることを期待したい。