ジェンティルドンナ 史上2頭目「年度代表馬」に返り咲き

2015年01月07日 17時01分

 6日、2014年度JRA賞受賞馬が発表された。注目の年度代表馬にはドバイシーマクラシック、有馬記念を勝ったジェンティルドンナが、有効投票285票中231票を獲得して選出された(最優秀4歳以上牝馬は満票)。“ライバル”と目されていたジャスタウェイ(最優秀4歳以上牡馬)は51票で次点に終わった。

 2014年はJRA・GIを複数勝った馬が不在。年度代表馬争いはドバイ遠征で勝ち星を挙げ、かつ国内GIを勝ったジェンティルドンナ、ジャスタウェイの一騎打ちとみられていた。

 ドバイデューティフリーで歴史的圧勝、ワールドサラブレッドランキングで日本馬史上初の1位に君臨したジャスタウェイの走りのインパクト、国際的認知度は無視できないものがあったが、やはり最終戦・有馬記念での直接対決でジェンティルドンナに先着を許した事実は大きく(1着VS4着)、231票―51票の大差でジェンティルドンナがトップの座を獲得した。

 同馬は12年に続く受賞。これまで2回年度代表馬に輝いたのはシンザン、スピードシンボリ、ホウヨウボーイ、シンボリルドルフ、シンボリクリスエス、ディープインパクト、ウオッカの7頭。このうちスピードシンボリは間が2年空いた受賞を記録した(1967、70年)が、それ以外は連続受賞。隔年のジェンティルドンナは史上2番目の“カムバック受賞”ということになる。また、牝馬の複数受賞はウオッカに次いで2頭目だ。

 14年のジェンティルドンナは国内外含めて6戦2勝、2着1回。2勝はともにGIでドバイシーマクラシックと有馬記念、2着は天皇賞・秋。限界を感じさせる内容のレースもあったが、その都度盛り返して頂上を取り戻した。GI優勝記録(最多タイの7)も立派だが、牝馬としては異例の息の長さも語り継がれるべきだろう。

 年度代表馬次点のジャスタウェイは最優秀4歳以上牡馬では満票に近い242票を獲得した。前記の通り世界ランク1位奪取は日本競馬にとって衝撃的だったが、活躍が前半に集中したことで支持が伸びなかった。

 2歳部門、ダート部門は順当に決まったが、混戦になったのは最優秀3歳牡馬&牝馬両部門。3冠全て勝ち馬が異なったことで票が割れ、受賞馬(イスラボニータ、ハープスター)はともに170票と、約6割の支持しか集められなかった。

 牡馬=イスラボニータは14年最終戦のジャパンCこそ崩れた(9着)が、それ以外の堅実な走り(皐月賞=1着、天皇賞・秋=3着など)が評価された。牝馬=ハープスターは桜花賞優勝&オークス2着でクラシック成績は抜けたものではなかったが、“スーパーGII”札幌記念の圧勝、見せ場を作った凱旋門賞の走りでアピールした形だ。年齢からは主役を張るべき世代だけに今年“再編”があるのか注目される。

 なお、授賞式は26日午後5時から都内のホテルで行われる。