2015年本紙「美浦」担当記者のイチオシは?

2015年01月01日 16時00分

小崎綾也騎手

 2015年はこの人に注目――。美浦トレセンに張りつき一年を通して最前線で取材を続ける中央競馬担当記者がひつじ年に羽ばたく「人」を厳選してお届けする。取材者が肌で感じた“オススメ・キーマン”にご注目を。

 

★虎石晃記者=柴山雄一騎手(36):前年当欄で大野を大プッシュしたのは記憶に新しい(自分だけ?)。予言通りにGI(スプリンターズS=スノードラゴン)を勝ってくれたということで、どうやら当方は馬を見るより人を見るほうが的確のよう。ならば今回も人を大プッシュ。柴山雄一だ。

 

 最近の比較的優雅な当方の生活は彼なくしてあり得ない。毎週のように懐に潤いを与えてくれている。このまま地味なジョッキーであり続けてほしい一方、「15年はいや応なしにブレークする」との確信も。遅まきながらの覚醒の年。重賞をいくつ取るか楽しみでならない。

 

★荒井敏彦記者=小崎綾也騎手(19):記者は14年9月に栗東から美浦に移籍。どちらのトレセンでも他記者に負けない取材をしてきたつもりだが、中で最も印象に残ったのがデビュー1年目の小崎綾也だ。夏の企画インタビュー時に約束した「新人賞を取る」目標こそ達成できなかったが、秋の福島ではメーン勝ちを果たすなどそれなりにアピールはできた。

 

 それでも本人は「(デビューが1か月遅れたことは)理由になりません。いい馬に乗せてもらっているのに結果を出せなかった。15年はさらに上を目指します」。

 

 成人を迎える年でもあり気合は十二分。大化けあり、のジョッキーとして読者にプッシュしたい。

 

★藤井真俊記者=菅原隆一騎手(22):幼少時に映画「釣りバカ日誌」の鯉太郎役を演じたことでデビュー当初は話題を集めたが、騎乗馬に恵まれず13年までわずか4勝。しかし“トーセン”の島川隆哉氏のバックアップを受けた14年夏から急激に騎乗馬を増やし、しばしば馬券にも絡むようになってきた(。15年はさらなる飛躍が期待される。

 

 当の本人も「14年はデビュー以来最も充実した一年でした。15年は今までお世話になった方々に恩返しできるように“結果”という形で期待に応えたい」と燃えている。

 

★山村隆司=手塚貴久調教師(50):営業次第で馬質をより高められるのでは? 失礼なこんな問いに対しても「まだ出しゃばる立場にない」と謙虚な姿勢を貫いていた。そんなトレーナーが目の色を変えて、開業17年目の15年を“勝負の年”と位置付けている。

 

「GIはいくつか勝たせてもらったが、いずれも単発。GIを複数勝つ馬を育ててこそ厩舎の価値がある」

 

 まずはノーザンファーム天栄で乗り込まれるアジアエクスプレスの復帰(3月のGIII名古屋大賞典が有力)が注目されるが…。

 

 実はより大きな楽しみがある。それは「開業以来最高のラインアップ」と胸を張る明け2歳馬。阪神JFを制したショウナンアデラの全弟を含むディープ産駒4頭を筆頭に好素材がズラリ。得意の2歳GIのみならず、翌年のクラシック戦線をにぎわせる活躍を期待したい。