【競馬JAPAN】GⅠの壁は消えた。GⅠ5戦連続で重賞未勝利馬が勝利

2014年11月19日 16時30分

 

 

 エリザベス女王杯、1番人気のヌーヴォレコルトが直線で抜け出したところへラキシスが忍び寄り、ゴール寸前交わして昨年2着の口惜しさを晴らした。

 

「ラキシスは、いかにも叩き台仕様のオールカマーでも2着に入ったように、昨年以上に力をつけていた。パドックを見たが、叩いた効果でスッキリ仕上がり、力強い歩様から調子の良さも伝わって来た。1番枠を巧みに活用した川田騎手もうまく乗ったね。

 

 ただ負けて強しだったのがヌーヴォレコルト。ここ2戦消耗度の激しいレースをしたためか、馬体の張りが無く、小さく見えた。レースでも力んでいるところが見られたが、それでも古馬と初対戦で2着を確保し、3着以下には決定的な差をつけた。しっかり休ませて、来年更に期待したい」(関西専門紙記者)

 

 上位2頭ばかりが目立ったレースになってしまったが、3着以降で気になる馬はいないのか。関係者から拾った話を羅列しておきたい。

 

「全体的に外差しの効きにくい馬場で、大外から3着まで伸びてきたディアデラマドレの末脚は、やはり牝馬では屈指のもの。もう少し距離が短いほうがいいタイプで、来年のヴィクトリアマイルなら、ラキシスよりコッチだろう」

 

「スマートレイアーは距離も長かったし、+12キロと少し緩さもあった。差し脚の鋭さは牡馬にも負けないものがあるから、マイル前後なら牡馬相手でも狙える」

 

「メイショウマンボは、牝馬同士のレースでも大敗で、かなり厳しい。前走がプラス14キロで今回がマイナス12キロと馬体順の変動が大きいあたり、やはり心身ともに問題があるのだろう」

 

 このあたりは今後のレースへ向けて、よく覚えておきたい。これで秋のGⅠは、スプリンターズSのスノードラゴン、秋華賞のショウナンパンドラ、菊花賞のトーホウジャッカル、天皇賞・秋のスピルバーグ、そしてエリザベス女王杯のラキシスと、5戦連続重賞未勝利馬がGⅠを勝つという珍事になった。

 

「昔に比べるとGⅠの数が増え、海外遠征馬も増えた影響もあり、こうした現象は珍しくなくなるだろう。つまりGⅠの質が落ちているということ。もし天皇賞にジャスタウェイがいたら、秋華賞にハープスターがいたら、結果は変わっていた可能性もある。かつてはGⅠを勝つ力があるような馬でも、すぐにGⅠを勝つなんて相当な大物じゃないと難しかった。でも、今ではGⅡ、GⅢを逃していた馬がGⅠで勝ってしまったりする。それだけ重賞の格差が無くなっているのだろう。どこか寂しいところはあるね」(関東競馬記者)

 

 3歳戦は仕方ないとして、古馬のGⅠ3戦が重賞未勝利馬が勝つというのは、なかなかないこと。ちなみに今週のマイルCSの有力馬の中では、フィエロが重賞未勝利。この流れが続くとなれば、この馬が買いということになるのだが。

 

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