【競馬JAPAN】田辺と横山典、腕だけじゃない馬との相性

2014年08月22日 09時02分

 

【清水成駿の競馬春秋】

 日本一、水ハケのいい新潟は、レース中に雨の降っている時だけが重馬場。上がれば良馬場。昔からわかっていることだが、午前中まで降り続いたかなりの雨量を考えると、関屋記念の勝ちタイム1分32秒5は異常に速い。それも前後半4F46秒5-46秒0の流れ。関屋記念にしては遅く、スローに近い平均P。それでこの時計だから驚く。

 

 優勝はテン乗りをお手馬のように鮮やかに捌いた田辺のクラレント。昨年のエプソムCで今を時めくジャスタウェイの追撃をハナ差凌いで以来の5つ目の重賞V。これまで勝つには勝ったが、どうしてもジリっぽいところの拭えなかった馬。それが昨日は切れた。これまでのどのジョッキーより鞍が嵌まった。

 

 半馬身差の2着にダノンシャーク。安田3・4着、マイルCS3着の実力馬が、また最後の最後で詰めの甘さを露呈してしまった。高い能力がありながら、この競り弱さは持って生まれたものかも知れない。頭の取りにくい馬である。

 

 以上、ワンツーはいずれもGⅠの安田記念組。中京記念組を含め、他のレースがあまりに低レベルであったため、こういう結果になるのも仕方ないこと。実際、そこをタテ軸としての予想であったが、降雨と安田記念があまりにハイレベルでハードな一戦であったぶん、その消耗度を計算に入れたのが大失敗であった。情けない予想になった。

 

 実際、安田記念組3頭でもっとも余力を残していたのはエキストラエンド。(9着)。これは間違いない。ただし1秒近い出遅れ。まして緩い流れの中、一か八か、大外に回したのでは物理的に届かない。

 

 それでも上がり自体は優勝クラレントを0.3秒上回る最速33秒5。要は安田記念を含め、今回の関屋記念といい、横山典との鞍が合わなかったとしかいえない。ちょうど一発で嵌まったクラレントと逆に。それでももう一度、最後の新潟記念まで追っかけたいとは思っている。間違いなくデキはいいのだから。

 

 

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