【競馬JAPAN】もはや屈腱炎は不治の病では無い

2014年05月23日 06時00分

 

 土曜京都のメイン都大路Sは、グランデッツァが後続を引き離し、レコードタイムで楽勝した。同馬はダービー後に屈腱炎が発覚。長い休養を経て復帰したが、2戦はダートを使って大敗。今回も久々の一戦だったが、ダービー以来の芝で変身した形だ。

 

「思えば2歳時のラジオNIKKEI杯で屈腱炎騒ぎがあり、レースを回避するなんて噂があったっけ。その頃から脚は弱かったのかも。結局満足な調教をしないまま出走し、3着に入線と能力も高かった。スプリングSもディープブリランテを捻じ伏せるように勝利。ただこのレースで走り過ぎたか、皐月賞の1番人気5着は、いかにも反動という感があった。

 

 能力はGⅠクラスなのはわかっているから、今回の相手なら圧勝も当然。このまま脚が持てば、GⅠも狙える」(関西記者)

 

 屈腱炎明けといえば、最近はウインバリアシオンが話題になった。長い休養後一戦叩いて有馬記念を2着。その後も日経賞を勝ち、天皇賞は2着と、脚部不安を感じさせない活躍を見せている。

 

 そしてグランデッツァと同じダービー以降、屈腱炎で長期休養だったワールドエースも復帰。マイラーズCで復活のゴールを決めている。

 

「昔は屈腱炎になると、それで終わりというイメージが強く、不治の病と言われていた。復帰する馬も少なく、復帰したとしても故障前の走りができずに苦戦、再度故障というケースもあった。

 

 でも近年、屈腱炎の原因やケアの方法が徐々に解明され、復帰して活躍する馬が増えた。もちろん程度の問題で、重い症状の馬は復帰が厳しいけど、それでも以前よりかなり回復する馬が増えた気がする。よくぞここまで来たと思うね。

 

 グランデッツァ、ウインバリアシオン、ワールドエースはGⅠクラスの馬。この3頭が復調できたのは、競馬を盛り上げるためにも大きい」

 

 技術の進歩は喜ばしいが、その前に予防も大事なこと。この春は京都が異常な高速馬場になっており、故障馬も増えている感がある。故障と高速馬場の因果関係は無いという説もあるのだが、現状を見ると疑いを持つ関係者も多い。復活劇は嬉しいが、まずは故障馬が出ないよう予防策をはっきりさせることも重要である。

 

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