【競馬JAPAN】物足りなさも残ったNHKマイルC

2014年05月15日 06時00分

 

【上田琢巳のラップトリック】

 

 NHKマイルCは、大本命のミッキーアイルが何とか踏ん張り抜いてVゴールを刻んだ。

ハナを主張するというより、鋭いスタートを決めると他馬を寄せつけない。前3F34秒6→4F46秒6は大体予想されたもの。むしろ、同型のダンツキャンサーが控えたために、ミッキーアイルにとってはやや楽なペースだったか。

 

 後4F46秒6→3F34秒8→1F12秒0。前後半イーブンのペース配分なら押し切れる。後2F間の落差が0秒5に収まったのもイーブンペースのおかげ。結果的に浜中がうまいラップ配分を演じたということだろう。

 

 Vタイムは1分33秒2。2歳時に快レコード(1分32秒3)を叩き出したミッキーアイルにしては、大した数字ではない。

 

 同日の9R、準OPの湘南Sと比べると少し物足りない。湘南Sは前3F→4Fが34秒8→46秒3。後4F→3Fが46秒5→34秒8でラスト2Fの落差が0秒7。トータルで1分32秒8。

 

 ミッキーアイルが他馬を圧倒する可能性を考えていたので、ゴール前の大接戦(1~6着までが0秒1差)は意外。2着タガノブルグ、3着キングズオブザサンもサプライズといえばサプライズ。外から差し込みたい馬は総崩れでデジャヴーのようなシーン。

 

 Vタイムと上位入線馬からもレースレベルはさほどでない。仮に、ミッキーアイルが古馬相手の安田記念にチャレンジしたとして、どうだろう。メンバー構成にもよるが、前半ラップはともかく、後半はもっと速くなる。NHKマイルCの内容を見る限り、厳しいレースは免れないだろう。

 

 今週はヴィクトリアマイル。どんな時計、ラップが刻まれるか、興味深く見守りたい。現状ではスマートレイアーに注目しているが…。

 

【競馬JAPAN】