【競馬JAPAN】能力超抜も、馬任せが気になるハープスター

2014年04月18日 06時00分

 

 予想通り堅い決着となった桜花賞だが、フクノドリームの大逃げと、ハープスターが最後方にいたことで、見ていたファンの皆さんはドキドキのし通しだったであろう。そんな不安を一瞬のうちに歓喜に変えたハープスターは、多くのファンのハートを捉えたであろう。

 

「シンボリルドルフのように横綱相撲で勝ちまくる馬は強い反面、見ていて面白みが無いのも確か。その点、ディープインパクトやオルフェーヴルは、後方から大まくりをしたり、道中折り合いを欠いたり、ハラハラさせるレースが多かった分、人気も高かった。ハープスターもただ強いだけでなく、人気の面でも歴代の名馬に匹敵する馬になるかも」(コメントは以降、複数の記者や関係者談)

 と賞賛する声が多数。しかし、こんな心配をする声も。

 

「弾力性ある走りは父のディープインパクトを思い起こさせるもので、異次元の走りだ。ただ水をさすようで申し訳ないのだが、先々を考えると、もう少し幅を持たせた競馬をしないといけないんじゃないか。脚は消耗品なので、終いに負担がかかりすぎる競馬は寿命を縮める可能性がある。あそこまで抑えないと勝てないという馬じゃなかろうに」

 

 と将来を不安視する関係者がいるのも事実だ。この先はオークス、そして凱旋門賞という夢もあるようなので、不安が杞憂に終わるのを祈るのみだ。

 

  2着に敗れたレッドリヴェールも、改めて高い能力を認識させた。

 

「抜け出すタイミングも良く、あれで負けては仕方がない。スタミナ面ではハープスターの上をいっていそうなので、オークスでは更に差を詰められるのでは。相手が追い込み一辺倒なので、上がりの限界にまで持ち込めば逆転はある」

 

 この2頭とは対照的に、8着に敗れたフォーエバーモアはどうしたのか。

 

「馬体自体はマイナス4キロだけだが、少し巻き上がっているようにも見えた。それに道中も抑えが利かなかったし。ネオユニヴァース産駒の悪いところが前走あたりから見えつつある。距離が延びるオークスは厳しい」

 

 代わってオークスで面白い馬はどのあたりか。

 

「やはり3着のヌーヴォレコルトの株が上がっている。器用な馬で、レベルアップしたレースにも多様に対応できる。東京2400mもいいので、今回同様3着なら」

 

 4着以下の馬の評価はどうなのか。

 

「ホウライアキコは、いつもよりテンションは抑えられていた。差す形ができてきたのも先に向けていい傾向だが、だからといってオークスは長距離輸送に距離延長では厳しい。というか、出ないと思うけどね」

 

 4着以下は、オークスに向けてとなると、どの馬も高い評価を得る馬はおらず、ハープスター、レッドリヴェールの2頭で決まる公算が更に高くなってきたようだ。

 

「オークスも3着は、フラワーC上位3頭や、クイーンC2着のマジックタイムなど、最初から桜花賞を無視している馬が食い込むのでは」

 

 上位2頭が抜けた形の3歳牝馬戦線だが、オークスの3着争いは、まだまだ混戦模様。フローラSでしっかり3番手の馬を見つけたい。

 

 3歳戦は、NHKマイルCの前哨戦ニュージーランドTも注目の一戦。ショウナン勢のワンツーとなったが、ハナ差勝ちしたのはショウナンアチーヴだ。

 

「ショウナンアチーヴは前走よりマイナス10キロで、仕上がり面で全く違っていた。馬ができれば朝日杯2着の結果からも、今回のメンバーなら勝って当然。ショウナンワダチは調教で騎手が抑えきれないくらいの手応えで、調子もやる気も十分だった。早目に動いた分勝ち馬の目標にされたが、内容は劣らない。東京のほうがいいタイプで、NHKマイルCでも楽しみだ」

 

 NHKマイルCはミッキーアイルを筆頭に今年は好メンバーになりそうだが、ニュージーランドTの結果で、更に楽しみが増した。

 

 古馬でも、ヴィクトリアマイルへの前哨戦である阪神牝馬Sが行われたが、ディープインパクト産駒の2頭でワンツーした。

 

「出遅れて心配させたスマートレイアー。普通の馬なら阪神1400mはこれでアウト。この不利を最後はハナ差とはいえ、しっかり差し切るのだから大したもの。ヴィクトリアマイルは東京の1600mと、この馬にとっては条件が好転する。かなりチャンスは大きい。ウリウリも阪神1400mは得意条件とは言えなかった。平坦コースのほうが斬れるイメージがあったが、この日の差し脚から東京も大丈夫。こちらも楽しみだ」

 

 先週の重賞はどれも次に繋がる内容の濃いレースばかり。特に桜花賞のワンツー馬、阪神牝馬Sのワンツー馬は、そのまま次のGⅠでも馬券になる可能性は十分ありそうだ。

 

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