ルーラー「仏遠征プラン」どうなる

2012年06月27日 18時00分

 オルフェーヴルの圧勝で幕を閉じた夏のグランプリ・第53回宝塚記念(24日)。国際GⅠ馬となり、勢いに乗って出走した2番人気ルーラーシップは、勝ち馬に2馬身差の銀メダルに終わった。

 誤算があったとすればスタートだ。香港のクイーンエリザベスⅡ世Cの時はきれいなダッシュを決めたが、悪癖がぶり返したような出遅れが…。

「前々での競馬をしようと思っていた。ゲートでやってしまった、という感じ。その分、前半に脚を使わされたし、うまくスタートを切れていればもっと伸びていたと思う」とはウィリアムズ。

 それでも出して行っても以前のようにかかることはなかったし、直線はこの日よく伸びていた外めを選択。レースとしては理想に近い形で運んでいた。それで勝ち馬と2馬身差はある意味、決定的だった。

 だからこそ、ウィリアムズも「もしスタートをうまく出ていても、オルフェーヴルにはクビ差かなわなかっただろう」と完敗を認めた。レース後は拍手をしながら上がってきたが、その意味は?

「オルフェーヴルが素晴らしい馬であることに敬意を表した。あの馬はナンバーワンホース。この距離なら世界でもトップだと思う。凱旋門賞挑戦? 全くもってノープロブレムだ」。今後、海外遠征が予定されるライバルにエールも送った。

 逆に雲行きが怪しくなってきたのは当のルーラーシップ。角居調教師は「上手にレースをしていましたし、力は出したと思います」と完敗を認めた。海外については「負けていますからね」とトーンを下げた。師自身「勝たなくてはならない」とプレッシャーをかけて臨んだ一戦。日本一の称号を得てから仏遠征することが事前に練り上げたプランだっただけに、この結果は痛い。

 クラブ会員の馬とはいえ、勝ち馬とルーラーシップは同馬主…秋はオルフェーヴルに海外を任せ、ルーラーシップは日本制圧――。そんな振り分けもあるのかも? 今後の展開を見守りたい。