「ハナ差でドラマが生まれるのが競馬」

2012年06月17日 12時00分

 先週の日曜(10日)東京8Rで起きた不可解判定。1着ファイナルフォームがゴール前でヨレて3着ランパスインベガスの進路を妨害したが、走行妨害には至らず着順変更なし(内田博は2日間の騎乗停止)という審議結果に…。

 ご存じの通り、ランパスの小島茂調教師による不服申し立ては却下。現場では「これが今のルール。以前うちの馬が失格になったケースも今なら違う結果かも」など〝やむなし〟の声もあるが、大半は裁定にブーイングだ。

 特に過敏に反応したのは委員会の「ゴールまで約2完歩。重大な影響があったとは言えない」の説明。「ハナ差でドラマが生まれるのが競馬なのに〝2完歩だけ〟で否定するとは…」(某助手)、「ゴール前の油断騎乗は厳しく処分されるのに…」(某調教師)、「あれがOKなら勝ちに行く意欲がうせる」(某騎手)と否定的意見が相次いだ。

 他競技でも多々あるように人間の裁くものに完璧はないが、容認オンリーでは進歩はない。「今後も競馬界、ファンのために(抗戦の)手段を考えたい」。小島茂師が投じた〝一石〟の動向に注目したい。