勝つための「3つのキーワード」

2012年06月13日 10時00分

【トレセン発秘話】マーメイドSと言われて思い出すのは08年のトーホウシャイン。最低人気の単勝万馬券、48キロ、鞍上の高野容の減量と初重賞V…それまで1000万で負け続けていた馬の突然の変わり身はとにかくインパクトがあった。

 トーホウシャインだけでなく、ハンデ戦になった06年以降、波乱傾向を示す同レース。06、09年には9番人気馬が優勝(ソリッドプラチナム→コスモプラチナ)するなど突如変わり身を見せる馬が多く、過去7年で1番人気の連対がゼロというのもあって、とにかく狙いを定めづらい。


「トーホウシャイン? あれはうまくハマっただけ。雨が降って道悪になったことと、ハンデ、このふたつがウチの馬にとって良かったんだ」と当時を振り返る崎山調教師。梅雨時の不安定な天候と軽ハンデ、このあたりにキーワードがあるのか?

「牝馬は一般的に夏に強いというけど、それでも個体差はある。コスモプラチナの場合は、暑くなると体に張りが出て毛ヅヤがピカピカになる典型的な夏馬だった。だから、マーメイドSを目標にビッシリ仕上げて狙っていたんだ」と語るのは09年Vの宮調教師。

 道悪になっても耐え得る馬場適性、軽ハンデ、夏馬…この3つのキーワードに引っかかるのが、前出・宮調教師が出走させるレジェンドブルー。


「何かあの時のコスモプラチナと似た雰囲気なんだ。この馬も夏場になってグイグイ調子を上げるし、洋芝でも走っているから力のいる馬場になっても大丈夫。それにハンデも軽い」。コスモプラチナと同じ53キロ…dodo馬券でも注目していたが、記者も◎候補の一頭として温めている。

 (栗東の坂路野郎・高岡功)