小島茂師苦言「馬券買ってくれなくなる」

2012年06月12日 12時00分

<中央競馬>日曜東京8R(3歳上500万下、芝1600メートル)で不可解としか思えないジャッジがあった。JRA裁決が久々に物議を醸している。

 先頭でゴール目前だった内田博騎乗のファイナルフォームが左ムチに反応して大きく外斜行。2着に上がる勢いで追い込んできたランパスインベガスの前を横切り、被害馬の鞍上・松岡は手綱を引っ張る形で結果3着ゴール。多くの記者、関係者が「降着」と考えた。

 しかし、JRAの裁定は着順通りで内田博には2日間(16、17日)の騎乗停止。青木裁決員は「ゴール板までの距離が少なく被害を受けたままでゴールしており、走行妨害と認定するまでの致命的な被害とは判断しなかった。2、3着馬の着順がどうだったかは裁定基準の一要素に過ぎない」と説明した。

 走行妨害の申し立てを棄却された被害馬の小島茂調教師は「ファンからこのサークルに入った者として言わせてもらえば、2着が3着になってしまってもいいギャンブルなのか。こういう裁定基準では馬券を買ってくれる人が少なくなってしまう」と苦言を呈した。トレセンの関係者からも「あれは100人見たら100人が降着」「ファンが判定してもアウト(降着)」の声も聞かれた。

 JRA主体の裁定基準を守ることは必要だが、その基準があまりにも馬券購入者とかけ離れている現実がある。

 

小島茂師の不服申し立て棄却

蛯名騎手「いつも泣くのはファンと関係者」