調教師間で広がるデジタル化

2012年06月08日 10時00分

【トレセン発秘話】坂路野郎が入社した当時、記事は原稿用紙に手書きしてファクスで会社に送っていた。パソコンで打ってどこからでも送稿できる今の時代からすれば隔世の感がある。

 このように、どんな職種にも最新IT機器が活用される時代。それは調教師も例外ではない。牧田調教師は厩舎開業とともにiPadを購入して、そこに管理馬の情報を打ち込んでいる。調教時計の記録や、オーナーへの報告もここからメールで送っているという。少し前なら(今でも年配の調教師はそうだが)、調教時計、馬体重など管理馬の情報はノートに手書きするのが定番だったが、これも時代の移り変わりということだろう。

 牧田調教師の〝IT革命〟に感化されたのか、調教師席で牧田師の隣に座る南井調教師も最近、最新式のiPadを購入、牧田師のレクチャーを受けているという。

 牧田師に感化されてタブレット端末を買った北出調教師はこう言う。「今までは、調教時計をバインダーにファイルしていたんだけど、紙はどんどん増えるからかさばるでしょ。北海道とかに行く時には重いし、不便だった。その点、これに入れておけば軽くて持ち運びが楽。自分は調教時計を打ち込んでいるだけだけど、管理馬の写真とかを保存しておくこともできるから使い勝手がいいよね」

 牧田師を起点として調教師間でどんどん広がるデジタル化。これからのトレーナーはこの手のアイテムも活用できなければいけない時代になったのかもしれない。

 (栗東の坂路野郎・高岡功)