【高松宮記念】ミスターメロディ 得意の左回りで春の嵐起こす!

2019年03月19日 21時33分

大一番に向けて仕上がり万全のミスターメロディ

【高松宮記念(日曜=24日、中京芝1200メートル)dodo馬券】春のGIシリーズがいよいよスタートする。オープニングはスプリント王決定戦の第49回高松宮記念。重賞連勝中のダノンスマッシュが人気を集めそうだが、メンバー的にはかなりの混戦。当欄は芝では当距離の経験がない◎ミスターメロディで勝負。名門・藤原英厩舎が送り込む“隠れスプリンター”が得意の左回りで春の嵐を巻き起こす。

 昨年のJRA最優秀短距離馬ファインニードルの引退で空位となっているスプリント王の座。その席に一番近いのは父ロードカナロアと同じ蹄跡(京阪杯→シルクロードS)をたどって高松宮記念に駒を進めてきたダノンスマッシュで間違いないが、重箱の隅をつつけば死角がないわけではない。未勝利以外の勝ち鞍はすべて直線平坦コースでのもので戦ってきた相手もやや低調。坂のある中京、GIメンバーを敵にして絶対視できるかといえば疑問が残る。

 そこで当欄が推奨するのは同じ4歳馬で、NHKマイルCではダノンスマッシュに先着しているミスターメロディ。芝でのスプリント戦は初めてになるが「いいスピードを持っている馬だし、芝の短距離でどこまでやれるか。行けるところまで行ってみたい」と藤原英調教師はその適性に光るものを感じている。

 改めて戦歴を振り返ろう。芝初戦となった5戦目のファルコンSはスタートからかかるくらいの行きっぷり。ダートからの参戦でテンに置かれるのでは、という不安を見事に裏切ったレース内容は、スプリンターとしての資質の高さを十分に示すものだった。

 7着に敗れた前走(阪急杯)は開幕週の阪神で「外枠が…」(同師)と16番枠が響いた感じで、勝負どころの4コーナーで他馬と接触する不利もあった。それでも勝ち馬から0秒5差は悪くない。もともと左回りのほうが走りがスムーズな馬。ここ2戦の右回りで崩れず走れているのは馬のバランスが良くなってきた証拠だろう。今の充実ぶりで得意の左回りならさらにやれるはず――そう考えるのが自然に思える。

 同馬の父スキャットダディは無敗の米3冠馬ジャスティファイなど活躍馬を輩出している世界的に勢いのあるサイアーで、さらにその父は日本でもおなじみの短距離血統ヨハネスブルグ。スピードとパワーを兼ね備えたバックボーンからも、最終週の荒れた馬場がマッチするイメージは強い。もともと硬くなりやすい馬だけに気候が暖かくなってきたのも歓迎だ。

 同期の強力なライバルを蹴散らして新電撃王を襲名するのは、この馬を置いてほかにいない。