【阪神大賞典・後記】圧勝シャケトラ 天皇賞・春の主役に!

2019年03月18日 21時30分

シャケトラ(左)は後続に5馬身差の圧勝で実力差を見せつけた

 1着馬に天皇賞・春の優先出走権が与えられるGII阪神大賞典(17日=阪神芝内3000メートル)は、断然人気のシャケトラ(牡6・角居)が圧勝。長期休養から復帰後の重賞連勝で、淀の長丁場には主役候補として参戦することになりそうだ。

 初めて3000メートル以上を走った一昨年春の天皇賞は9着。勝ったキタサンブラックから1秒2も離された。それだけに長距離適性に一抹の不安があったシャケトラだったが、結局は杞憂に終わる。2着カフジプリンスに5馬身差の圧勝だ。

 サイモンラムセスの捨て身の逃げは5ハロン通過59秒3の速い流れ。1角を過ぎてからロードヴァンドールが先頭を奪い、長距離戦にしては珍しい出入りの激しい競馬になる。その中をシャケトラは折り合い良くスムーズに追走。直線入り口では先頭に並びかけ、鞍上のゴーサインに直線は一気にはじけて勝負をつけた。

 初めてコンビを組んだ戸崎圭は「強かったですね。追い切りに乗っていい馬だと思っていた。今日は自信を持って乗りました」。距離については「リズム良く行けたし、折り合いもついた。ボク自身が3000メートル以上で勝っていない点だけが不安でしたが、直線でも手応え十分で距離は大丈夫でした」と話した。

 これがメモリアルのJRA通算700勝となった角居調教師は「勝てて良かった。遅いペースになってもしっかりと我慢できていた。これでいい形で本番に向かえる」。

 次走予定の天皇賞・春(4月28日=京都芝外3200メートル)での可能性は? 古馬戦線は中距離路線の充実ぶりに対し、長距離路線は層が薄い。今回の出走メンバーを見渡しても成長期の4歳馬はおろか、5歳馬も見当たらない状況だ。

 菊花賞馬フィエールマン、日経新春杯を勝ったグローリーヴェイズなどと大一番でぶつかるが、今回のインパクト十分の内容なら堂々と主役を務めてもおかしくない。