【金鯱賞】角居厩舎3頭に池江厩舎2頭「多頭数出しの人気薄」オススメは

2019年03月08日 21時01分

金鯱賞の“お買い得馬”アルアイン

【金鯱賞(日曜=10日、中京芝2000メートル=1着馬に3・31大阪杯優先出走権)栗東トレセン発秘話】現在、週末確定面の「アナ兄弟」で掛け合い予想をしているのは清水記者と明神記者だが、それよりもずっと前――。すでに10年以上たっているかと思うと、過ぎていく歳月の早さに恐ろしさを感じたりもするのだが、当時の明神先輩の相方は自分だった。

「トレセン探券隊」というコラムを覚えている読者の方が、どれだけいらっしゃるだろうか? そんな懐かしい話を持ち出したのは、角居厩舎が3頭、池江厩舎が2頭出しをする金鯱賞の登録を見て、「多頭数出しは人気薄から」という理由なき理屈を常に述べる明神先輩の姿が頭をよぎったため。

 多くの方はご存じないと思うし、そのイメージを持つことも難しいと思うが、当時の明神先輩は角居厩舎の担当。あのころのようにサトノワルキューレ、もしくはタニノフランケルのような「実にわかりやすい◎」を今週も打ってくるのだろうか? そんなことを思いながら、このコラムを書いている。

 単純に取材の感触だけで言えば、角居厩舎の序列はエアウィンザー→サトノワルキューレ=タニノフランケルで決まり。

「1週前追い切りで(武)豊さんに乗ってもらったんですけど、その感触がすごく良かったのか、(ドバイ遠征のため)大阪杯に騎乗できないことをとても残念がってました」(辻野助手)というほど、現在のエアウィンザーの充実ぶりは顕著。GI馬が相手でも好勝負間違いなしだと思う。

 これといった春の目標がないため、今回の一戦でメイチに仕上げ、今後の試金石にしたいサトノワルキューレには多少の魅力を感じるが、このレベルを相手にしても…というニュアンスではなかった。明神先輩には悪いが、現在の角居厩舎担当は記者。その序列は人気順というつまらない結論ゆえ、ここで次に移りたい。

 ではGI馬の2頭出しとなる池江厩舎の人気はどうなるのか? M・デムーロが騎乗することもあり、ペルシアンナイトのほうが人気は上との見方が多いようだが、週末の天気と、それによる馬場状態を考えないのであれば…。つまり休み明けの2000メートルという条件のみを序列のキーワードにした場合、池江調教師のニュアンスは、アルアインのほうがやや上に聞こえた。

 ペルシアンナイトは皐月賞に続き、昨年の大阪杯でも2着。2000メートルのGIで2着2回という優秀な実績がありながらも、トレーナーの見立てはあくまでマイラーだ。

「大阪杯の2着はスワーヴリチャードが早めに動いても惑わされず、最後まで我慢をした(福永)祐一の好騎乗が背景にあってのものだからね。2000メートルでマイラーの切れを生かす競馬をしてくれたおかげ。叩き良化型でもあるので使った次のほうが良くなると思う」

 そう、池江師はそれほど強気ではないのだ。

 対して「競馬が上手な馬だし、前に行くスピードも持っているので、マイルCS(3着)でも格好はつけてくれたけどね。本質は中距離馬」と言い切るアルアインの減点材料は、雨が濃厚な天気予報と言うが、実は過去の道悪成績は〈1・1・0・2〉。しかも、馬券対象から消えた2戦は直線でスペースがなくなったシンザン記念(6着)、3000メートルの距離が明らかに長かった菊花賞(7着)…道悪以外の部分にも敗因を見つけられるレースだ。

 大幅マイナスというほどでもないのなら、こちらは“多頭数出しの人気薄”をオススメ。もっとも、2頭の人気にそれほど差はなく、こちらも結果的に人気通りになる可能性はあるのだが…。