【中山記念・東西記者徹底討論】中山合うラッキーライラックか1週前追いで鬼時計ディアドラか

2019年02月20日 21時32分

シャワーを浴びて、ご機嫌なディアドラ

【中山記念(日曜=24日、中山芝内1800メートル=1着馬に3・31大阪杯優先出走権)東西記者徹底討論】登録馬13頭の中に、GI馬は実に5頭(エポカドーロ、ステルヴィオ、ディアドラ、スワーヴリチャード、ラッキーライラック)。GII中山記念には前哨戦という言葉がもったいないほどの超豪華メンバーが集結した。この重みのある一戦を「両刀」山口&「馼王」西谷は、絶妙のツープラトンで攻略できるのか!?

 山口心平(東京スポーツ):1+1は2じゃないぞ、オレたちは1+1で200だ! 10倍だぞ10倍!

 西谷哲生(大阪スポーツ):いや、100倍だと思うんですけど…。

 山口:細かいことはどうでもいいんだよ。要はこの中山記念にすごいメンバーが揃ってるってことが伝わればいいんだ。

 西谷:中山記念と天コジって何か関係あるんですか?

 山口:このタッグがデビューしたのが1998年なんだよ。で、同じ年にあったスーパーGIIといえば…。

 西谷:あっ、サイレンススズカ、エルコンドルパサー、グラスワンダーが激突した毎日王冠!

 山口:そう、あの時のような熱いレースを期待してんだよ。で、オレはラッキーライラック◎な。

 西谷:その心は?

 山口:最大のストロングポイントはレース運びのうまさ。これに水準以上の末脚が加わることで中山がピッタリと合う。ヌーヴォレコルト(2015年V)のイメージで狙ってみたい。

 西谷:とはいえ、今回が初めての古馬、牡馬との対戦です。この超強力メンバーを相手に勝ち切るのは、さすがに厳しいのでは。

 山口:成績面で少々劣るのは、いわゆる「生まれた年が悪かった」というやつだ。もしアーモンドアイが同期にいなければ…。ポテンシャルではヒケを取らん。

 西谷:初めて馬券圏内を外した秋華賞(9着)は一頓挫あってオークス(3着)からの直行参戦になりましたし、主戦の石橋の落馬負傷で乗り替わりと不運が重なりました。確かに妙味はあると思いますが…。

 山口:絶対的だった2歳時の輝きこそ失ったが、心身ともに不完全だった前走の結果だけで見限るのは危険だぞ。

 西谷:ボクは1週前追いを見てディアドラ◎即決です。ゆったり走っているような感じで、ウッド6ハロン76秒台の鬼時計を叩き出されたら、逆らう気なんか起きませんよ。スピードとパワーにさらに磨きがかかってきた感じがします。

 山口:クイーンS→府中牝馬Sの勝ちっぷりを見ると、実はアーモンドアイの次に強いんじゃないかって思わせるよな。ただ、あの爆発的な末脚を中山では存分に生かせない可能性がある。

 西谷:大跳びの馬だから“踏み遅れる”って、小回り札幌のクイーンSでも言われてましたが、終わってみれば、あの圧勝ですからね。この頭数なら外を回す形でも大きな距離ロスは考えにくいですし、問題なく突き抜けてくれますよ。

 山口:オレは先行力重視で対抗もエポカドーロ。昨秋は不完全燃焼に終わったが、出遅れや距離、何より状態面も本当じゃなかったんだろう。地味な存在だけど、ハイレベルとされる明け4歳世代の中でも間違いなくトップレベルの馬だ。

 西谷:時計が遅かった菊花賞(8着)の1週前追いに比べれば、今回はしっかり攻められました。胴の詰まった体形からも、距離短縮は間違いなくプラスに出るでしょうね。

 山口 単純に中山は皐月賞勝ちに、スプリングS・2着。巻き返しが濃厚だよな。

 西谷:GI馬スワーヴリチャードも忘れないでくださいよ。ロングスパートで制した大阪杯の走りを再現できれば、間違いなく勝ち負けでしょ。状態面も「昨年の秋より馬に活気が出てきた」と庄野調教師。あとはスタートさえ決めてくれれば、ですね。

 山口:ほかも△印では失礼な実績馬ばかりなんだよな。マイルCS勝ちのステルヴィオはテン乗りがどうかだけ。もともとエンジンのかかりの遅いタイプだけに、仕掛けどころがカギになる。

 西谷:それよりはウインブライトを警戒しておくべきじゃないですか。昨年Vを持ち出すまでもなく、とにかく中山は走ります。この馬に乗るために復帰した松岡の意欲も買いたいですね。

 山口:阪急杯の注目は3連勝中のエントシャイデンだな。着差はわずかでも勝ち切れる決め手と勝負根性はなかなかのもの。前走(節分S)が仕上がり八分なら、一気の重賞取りが見えてきた。

 西谷:ボクはミスターメロディですね。テンションの難しい馬なので、休み明けはむしろプラスに出そう。スッと前に行けるスピードがあるので、開幕週の馬場も味方につけられそうです。