【共同通信杯】1戦1勝の関東馬ゲバラ 激走あるぞ!

2019年02月05日 21時30分

キャリア1戦ながらスケールの大きさを感じさせるゲバラ

【共同通信杯(日曜=10日、東京芝1800メートル)dodo馬券】日曜の東京メインはGIII共同通信杯。春のクラシックにつながる出世レースながら、2016年ディーマジェスティ、昨年のオウケンムーンがともに6番人気で勝利し、穴党の出番も十分にあるレースだ。当欄が目を向けたのは1戦1勝の関東馬ゲバラ。スケールの大きさは、かなりのものだ。

 過去10年の本レースを振り返ろう。勝ち馬10頭のうち美浦所属が6頭。ジョッキーにおいては美浦所属が7勝を挙げており、関東優勢の傾向がある。今年はM・デムーロ騎乗のアドマイヤマーズを筆頭に、武豊のクラージュゲリエなど関西所属の人馬の人気が予想されるが、関東勢にも十分チャンスはあるはず。

 そこでゲバラだ。関東馬ながら京都まで遠征し、見事に勝利を飾った1月14日の新馬戦はとにかく強烈だった。スタートで完全に出遅れ、二の脚もつかずに離れた後方を追走。3角でようやく馬群に取りついたものの、内にスペースはなく4角では大外を回って直線へ。並の馬ならここで終了のはずだが…そこからが違った。グングン加速して前との差を詰めると、完全に抜け出した2着馬をゴール前できっちり差し切った。

「いやぁ、驚いたね。関東の新馬は除外ラッシュだし、いい状態で送り出したかったからこその西下だったわけだけど…。レース内容はこちらの想像と全く違っててさ」

 こう苦笑いを浮かべながら振り返るのは伊藤大調教師。一体どういうことなのだろうか?

「まずはスタート。練習ではかなり速かったから、先行して進めるものと思っていたんだ。それから道中。調教ではかなり気持ちが入っていたので折り合いを心配していたくらいなんだ。しかし、実際は4コーナーで鳴くわ、直線で物見するわで…。それでいてあの勝ち方。いろいろな意味で想像を上回っていたよ」

 その後は在厩で様子を見て重賞参戦を決めた。

「先のある馬だし、少しでも不安があればやめようと思っていたんだが、全くダメージはなかったし、すぐに体も戻ったからね。鞍上は柴山の都合がつかなかったけど、大野が乗れるというから大丈夫。合いそうなイメージがあるし、追い切りにも乗ってもらう。相手が強いのは百も承知だけど、初戦の勝ちっぷりなら楽しみもあるよ」

 改めて血統構成を見れば、父はディープインパクトで母系にはエリザベス女王杯馬エリモシックや重賞6勝クラレントなど、活躍馬の名前が多数ある。強力関西勢にヒケを取らないスケールを秘めた関東馬ゲバラが大暴れしてもおかしくない。