【きさらぎ賞】一気にクラシックの主役候補に浮上するのは東スポ杯2着馬アガラス

2019年02月01日 21時03分

担当者の笑顔を見れば、アガラスのデキの良さは一目瞭然だ

【きさらぎ賞(日曜=2月3日、京都芝外1800メートル)新バージョンアップ作戦】例年、少頭数ながらもクラシックにつながる一戦として重要なGIIIきさらぎ賞。近年の勝ち馬では2016年サトノダイヤモンドがGI馬になり、11年オルフェーヴルはこのレースで3着後、6連勝で3冠&有馬記念を制した。新VU作戦の明石尚典記者が今年注目するのはアガラス。能力全開でVゴールを決め、一気にクラシックの主役候補に浮上する。

 先週京都の1000万下・木津川特別は8ハロン=1分35秒5、準オープン・飛鳥Sは9ハロン=1分48秒0での決着。GIIIシルクロードSこそ前年とピタリ一致のVタイム(6ハロン=1分08秒3)も、ラスト3ハロンは11秒4→11秒7→11秒9の尻下がりラップ。コースがA→Bに替わっても馬場レベルを劇的に引き上げるまでには至らなかったとの見方でOKだろう。

 年明けから続くタフな馬場が健在となれば、外回り9ハロンといえども後半は持久力勝負になる可能性が大。今年に限っては、瞬発力よりもスピードの持続力に重きを置くスタンスが吉と出そうだ。

 昨年の2歳戦で最もハイレベルなスピード持続型ラップを刻んだのが東京スポーツ杯2歳S。スローペースからの瞬発力勝負になりやすい東京9ハロンながら、ラスト5ハロンはオールハロン11秒台。ハロン間の差は0秒3→ゼロ→0秒2→0秒2というハイレベルなスピードの持続力比べになった。

 そこで出色の自身後半6ハロンラップを叩き出した2着アガラスからは目が離せない。中間3ハロン35秒6→上がり3ハロン33秒7=合計69秒3は、同タイムで駆けた1~4着馬の中でトップ。勝ち馬ニシノデイジー(35秒7→33秒9=69秒6)にコンマ3秒差をつける“完勝”なら、文字通り負けて強しの内容と断言していい。

 数字上で完封した面々のその後の歩み(1着ニシノデイジー=ホープフルSで3着、4着ヴェロックス=若駒Sで1着、7着クリノガウディー=朝日杯FSで2着)を見れば、アガラスの飛躍も約束されたようなもの。今年初戦とはいえ目指すのは、もちろんVゴールを決めてのクラシック参戦。堂々たる主役候補として大舞台に上がるためにも、ここは負けられない一戦になろう。