【東京新聞杯】インディチャンプにつなぐ音無厩舎GI馬のバトン

2019年01月31日 21時33分

18年宝塚記念を勝ったミッキーロケットと音無調教師(右、撮影=平松さとし)

【平松さとしの重賞サロン】2017年1月。日経新春杯を制したのはミッキーロケットだった。当時、明け4歳になったばかりのこの馬の勝因を、管理する音無秀孝調教師は次のように語った。

「若いころはゲートで力んで出遅れることがたびたびありました。それでもサトノダイヤモンドら強敵を相手にそれほど差のない競馬をしていました。それが今回はポンとスタートを決めてくれた。こうなるとこのくらいのパフォーマンスができても全く不思議のない馬なんです」

 前年にマイルチャンピオンシップを優勝したミッキーアイルがこの直後に突然引退。電撃の種牡馬入りは、音無厩舎の後継者としてミッキーロケットが現れたからではないか?と思えたものだ。

 そのミッキーロケットは18年に宝塚記念を優勝。悲願のGI制覇を果たすことになる。

 しかし1月24日、脚部不安によりこれまた突然、引退。種牡馬入りが決まった。

 伝え聞くところによると「ロードカナロアのような種牡馬になってほしい」と音無師は語ったそうだが、さぞや残念がっていることだろう。

 さて、そんな音無厩舎でミッキーロケットの後を継ぐように出世してきたインディチャンプが今週末の東京新聞杯(日曜=2月3日、芝1600メートル)に出走する。GI馬のバトンがさらに引き継がれることを期待したい。