【中山金杯】東西記者3人が勝ち馬を徹底討論

2019年01月01日 15時02分

素質非凡なステイフーリッシュ

【中山金杯(土曜=5日、中山芝内2000メートル)東西記者徹底討論】2019年のJRAは1月5日に開幕する。東日本では中山金杯、西日本では京都金杯(芝外1600メートル)。おなじみの正月GIIIが行われる。毎週渾身予想を披露している本紙の名物企画・予想合戦の「両刀」山口心平(東京スポーツ)、「独創」荒井敏彦(東スポ)、「馼王」西谷哲生(大阪スポーツ)の3人が集結。「中山金杯」の行方を占った。さあ、読者の皆さまも「金杯で乾杯」といきましょう。

 西谷:読者のみなさん、あけましておめでとうございます。ってなわけで、2019年が始まります。

 山口:平成31年、ね。4月30日までの期間限定レアものだ。

 荒井:しかし、新年号になったら昭和生まれという響きも年寄り度がグッと増しますね。我々にとっての大正生まれみたいな。

 山口:まさしく「昭和は遠くなりにけり」か。

 西谷:今でさえ平成生まれの風俗嬢やキャバ嬢とギャップを感じて大変なのに…。新年号生まれの女の子と仲良くできるのだろうか。楽しみ半分不安半分です。

 荒井:何年先の話だよ。お前は何歳まで風俗やキャバクラ行くんだ?

 西谷:新年号生まれの子が夜の街デビューまで20年。まだまだ頑張りますよ〜。

 山口:もっと頑張ることあるだろ、予想とか。

 西谷:もちろんです。このコーナーもそのころまで長く長く続くように、今年はバリバリ当てましょう。

 荒井:そうだな。

 山口:じゃ、中山金杯からだな。気合が入っている西谷からいけよ。

 西谷:ボクはマウントゴールドですね。

 荒井:まさか中山金杯でマウント(山)+ゴールド(金)のサイン馬券とか…。

 西谷:そんなくだらないことを考えるのはあなただけ。重賞では3、2着とあと一歩ですが、このメンバーならチャンス十分でしょう。

 荒井:…。前走(チャレンジC)はエアウィンザーが強かったけど、完璧に立ち回っての2着だからなあ。決め手不足は否めないぞ。

 西谷:過去の中山金杯を見ても、勝ち馬の上がり3ハロンはそう速くありません。もうひと押しが利く条件ですよ。

 山口:オレは▲。確かに切れる脚には欠けるけど、厳冬期の中山はベスト。基本的に前有利のレースだしな。それにオレは◎タニノフランケルとのセットで好走するとみている。

 荒井:行った行ったの先行決着ということですか。それにしてもタニノフランケルは狙い過ぎでしょ。

 山口:これこそ“切れない”馬の典型だ。前走(大原S)は辛勝だったが、500万下や1000万下を勝った時を見れば、ツボにはまれば強い。積極策で活路を開いたキセキ同様、この馬も持ち味を生かす競馬が確立されれば重賞戦線でもやれそうだ。

 西谷:でもセントライト記念は大敗。現状では強くは推せませんよ。

 荒井:ボクはステイフーリッシュに期待します。体質の弱さもあって矢作厩舎としては省エネローテだけど、その中でも京都新聞杯を勝っている。素質は非凡です。

 山口:煮え切らないレースは続くけど、一応は同じ舞台のホープフルS3着馬だからな。

 荒井:この馬も速い上がりを使えない点が課題でしょう。前走(チャレンジC=3着)も開幕週のスローで持ち味を生かせませんでしたから。この時期の馬場は合うと思います。

 西谷:前走はパドックで少しうるさかったです。うまくガス抜きができていればいいですね。

 山口:まとめると、3人とも上がりのかかる中山の馬場を味方にしそうな馬に◎ってことだな。

 荒井:ですね。

 山口:そう考えれば詰めの甘いエアアンセムなんて絶好の狙いだろ。

 荒井:福島記念は縦長の展開で動くタイミングも難しかった感じ。勝ち馬とは斤量差もありましたし…。

 西谷:今回も斤量を背負うだろうし、勝ち切るまではどうでしょう。

 山口:好メンバーのオールカマーでも好走したし、多少のハンデ差も相殺する能力はあると思うけどな。

 西谷:ボクは都大路Sでそのエアアンセムをねじ伏せたサンマルティンが2番手です。

 荒井:都大路Sは確かに強かった。でも、この馬の走るツボがよく分からん(笑い)。

 山口:オレも。まともなら能力が相当高いのは分かるが…。

 西谷:気難しいから折り合い次第でしょうねえ。ただ、休み明けのほうが良さそうだし、引っ張ってくれる馬も今回はいそう。左回りはモタれる面があるので右回りのほうが競馬はしやすい。

 荒井:決め手に欠けるメンバー構成だからランガディアの出番もあるかな。前走(ノベンバーS=1着)から2000メートルの距離も心配ない。切れる脚でパフォーマンスを上げた点は評価できる。中山の急坂をどうこなすかがカギですが、今年はさらなる飛躍がありそうです。

 西谷:GI馬タイムフライヤーの名前が挙がりませんけど…。ステイフーリッシュに勝ってるんですよ。

 山口:以前は高速上がりを使えていたけど、最近はさっぱりだからな。成長力というより血統面(近親にタイムパラドックス)から実はダート寄りの適性なのかも…。

 西谷:いやいや。菊花賞でも一気にラップが上がったラスト2ハロン(10秒7→11秒3)で上位に負けずにビュンと伸びてました。あの内容から中山はやはり合っていそうだし、復調気配の今なら復活走がありますよ。

 荒井:重賞3勝馬ウインブライトは斤量との闘いになりますが、マイルを使ったことがいいほうに出そう。

 山口:マイルCSでも意外と頑張っていたし、何より中山の中距離戦はベストの条件だからな。

 西谷:コズミックフォースの前走は、さすがに距離が長かったのでしょう。実績十分のこの距離に戻れば巻き返せます。