無敗の米3冠馬ジャスティファイ 父スキャットダディの後継と期待

2018年12月20日 21時30分

ベルモントSで無敗の3冠馬となったジャスティファイ(左=ロイター)

【TPC秋山響の海外競馬解析】来年から欧米で種牡馬入りする主な顔ぶれがまとまった。

 欧州で最も高額の交配料(4万ポンド=約570万円)で種牡馬入りするのが、ロアリングライオン(父キトゥンズジョイ=英トゥイーンヒルズスタッド供用)。今年は7月のエクリプスS、8月の英インターナショナルS、9月の愛チャンピオンSと中距離GIを3連勝した後、10月にはマイルのGIクイーンエリザベスII世Sにも優勝。欧州年度代表馬に輝いた。父はダート中心の北米で、その年にダートGI馬を一頭も出さずに2013年の北米首位種牡馬に輝いた異才。欧州で枝葉を広げられるか、注目したい。

 また、5月のGI英2000ギニーで日本産馬として初めて英クラシック制覇を成し遂げたサクソンウォリアー(父ディープインパクト=クールモアアイルランド供用)は3万ユーロ(約390万円)でのスタート。ディープ×欧州最優秀2歳牝馬(イマジン)という超良血馬だけに、期待の大きさは相当。ディープの血を欧州で大いに広げる可能性を秘めている。

 米国は、史上2頭目となる無敗で米3冠を達成したジャスティファイ(父スキャットダディ=アシュフォードスタッド供用)が15万ドル(約1700万円)とダントツの交配料を誇る。

 自身の能力の高さは改めて言うまでもないが、北米はもちろんのこと、欧州、南米でもGI馬を送り、今年はケンタッキーダービーに4頭もの産駒を送り込んだ史上3頭目の種牡馬となった父(2015年に11歳で早世)の後継として非常に大きな期待が寄せられている。