【朝日杯FS】ケイデンスコール グランアレグリアとラップ比較で「遜色なし」なら馬券妙味大

2018年12月14日 21時00分

大舞台を目前にして、きっちり仕上がったケイデンスコール

【朝日杯FS(日曜=16日、阪神芝外1600メートル)新バージョンアップ作戦】ホープフルSが昨年、GIに昇格したことで、2歳マイル王決定戦の様相を呈してきた「第70回朝日杯フューチュリティS」。紅一点グランアレグリアに注目が集まるが、新VU作戦の明石尚典記者はラップ比較で「遜色なし」のケイデンスコールに◎。能力互角で配当差大なら狙わない手はない。

 阪神外回り移行後は数々の歴史的名牝を輩出している阪神JF。2006年ウオッカから昨年のラッキーライラックまでの勝ち馬12頭が積み増したGIタイトルは実に「18」。紛れの生じにくい外回りへの変更がレースレベルを押し上げたことは火を見るよりも明らかだ。

 朝日杯FSも14年から阪神外回りへと移行。トリッキーな中山マイルから大箱の阪神外回りへの変更となれば、阪神JFと同じ現象が起こっても不思議はないのだが…。現時点では移設後の勝ち馬4頭が積み増したGIタイトルはゼロ。同じ舞台に桜花賞が設定されている牝馬路線ほど、世代トップクラスの本気度は高くないということか。となれば、優先すべきは目下の完成度。来春のクラシック度外視で、マイルGIへ全力投球の陣営に食指が動く。

 ◎ケイデンスコールのV2はいずれも新潟マイル。初勝利を挙げた未勝利戦の自身前後半3ハロンラップが36秒2→33秒7=69秒9。重賞タイトルを手中に収めた新潟2歳Sは同37秒8→33秒1=70秒9。一方、注目を一身に集める〝怪物牝馬候補〟グランアレグリアが刻んだ自身前後半3ハロンラップ合計は、新馬=69秒8(36秒3→33秒5)、サウジアラビアRC=70秒9(36秒9→34秒0)。新潟、東京の違いはあれど、この2頭がマイルV2で刻んだ自身ラップはほぼ互角とみていい。

 ラスト2ハロンのレースラップも未勝利=22秒6(11秒0→11秒6)、新潟2歳S=22秒6(10秒6→12秒0)のケイデンスコールに対して、グランアレグリアが新馬=22秒3(11秒1→11秒2)、サウジアラビアRC=22秒8(11秒1→11秒7)。ともに22秒台でのV2なら、瞬発力レベルもまた互角の評価が妥当な線だ。総合力&瞬発力(自身前後半3ハロンラップ合計&ラスト2ハロンラップ)でヒケを取らないながらも、注目度は雲泥の差。馬券的妙味を求めてのケイデンスコール軸指名は、理にかなった結論ということになる。