香港マイル完勝ビューティージェネレーション アーモンドアイとのドバイ対決に注目

2018年12月13日 21時31分

【TPC秋山響の海外競馬解析】今年の香港国際競走では香港調教馬が全4レース(香港カップ=芝2000メートル、香港マイル=芝1600メートル、香港スプリント=芝1200メートル、香港ヴァーズ=芝2400メートル)を完全制覇した。

 香港調教馬による全レース独占は、1999年に香港スプリントが創設され香港国際競走が現在の4レース体制になって以降、初めて。記者はこの年の香港国際競走も現地で観戦しているが、当時はこの快挙はなかなか想像しにくかった。

 今回は、香港調教馬の、とりわけ中距離、クラシックディスタンスにおける急速なレベルアップに感嘆させられた。関係者の努力のたまものだ。

 さて、今年のレースで最も強烈なインパクトを残したのはGI香港マイルを完勝、同レースを連覇としたビューティージェネレーション(セン6=父ロードトゥロック)だ。

 3馬身差&コースレコードの快勝だった前走のGIIも化け物じみた強さだったが、今回は日本の強力GI馬3頭も参戦して、ぐっとメンバーが強化される中での3馬身差完勝。圧倒的な力を見せつけた。

 個人的には香港の歴代最強マイラーは2014年の香港マイルを制したエイブルフレンドだと思っていたが、今回の走りはそれをも凌駕した印象。ビューティージェネレーションの調教師で、エイブルフレンドも管理したJ・ムーア調教師は「これまで私が手掛けた馬の中では、群を抜いて最も印象的な勝ち方をした」と興奮気味に語った。

 ムーア調教師は「この馬を世界的名馬にするには遠征が必要」とレース後に語り、あくまでオーナー次第としながらも来年3月のドバイ遠征(GIドバイターフ=芝1800メートル)を示唆。アーモンドアイを含む日本勢、それに今年のGIドバイターフの覇者で、GIコックスプレート2着のベンバトルなどとの激突に注目が集まる。