【香港カップ】サングレーザーとディアドラに絶好の流れがくる!

2018年12月05日 16時31分

キャンター調整を行うサングレーザー

【TPC秋山響の海外競馬解析】一日で4つのGIをまとめて行う豪華開催=香港国際競走(シャティン競馬場)が9日に迫った。今年は昨年を上回る9頭の日本馬が参戦。2年ぶりの優勝を狙う。

 4レースのうち、日本馬にとって最もチャンスが大きいのはGI香港カップ(芝2000メートル)だ。徹底逃げタイプのタイムワープ、その全弟で同じく逃げタイプのグロリアスフォーエバーがおり、ペースが緩むことはまずない。もし、グロリアスフォーエバーの方が前走のように執拗にタイムワープに絡んで行くような形になれば、差し・追い込みタイプのサングレーザーとディアドラには絶好の流れとなる。先行2頭を見ながら競馬ができそうなステファノスにも立ち回り次第で上位食い込みのチャンスが出てくる。

 GI香港マイル(芝1600メートル)は、昨年の覇者で、前走のGIIジョッキークラブマイルの勝ち方が圧巻だった地元香港ビューティージェネレーションが超強力。この馬を負かすのは容易ではないが、ペルシアンナイトは前走(マイルCS=2着)がもう少しスムーズならという競馬だったし、右回りのマイルは絶好の条件。モズアスコットも前走は4角で不利を受け、ヴィブロスも前走は休み明けで行きたがっての敗戦とそれぞれ力負けではない。大本命にひと泡吹かすなら日本馬だ。

 GI香港ヴァーズ(芝2400メートル)は実績的にはGIIフォワ賞を快勝、GI凱旋門賞が4着だったヴァルトガイスト、今春のGIクイーンエリザベスII世Cを完勝したパキスタンスターが頭ひとつ抜けているが、それぞれ前走(ブリーダーズCターフ=5着)、近2走(ササレディースパース=9着、ジョッキークラブC=8着)が不発。モレイラ騎手の手綱でひと皮むけた感のあるリスグラシュー、単騎逃げがかないそうなクロコスミアを含めほとんど全馬に優勝のチャンスがある大混戦となっている。

 GI香港スプリント(芝1200メートル)は地元香港勢が4連覇中で、3年前と一昨年は4着、昨年は5着までを占めた。今年も昨年の覇者ミスタースタニング、そのミスタースタニングを下した前走GIIジョッキークラブスプリントを含め10戦9勝と底を見せていないホットキングプローンなど香港勢はかなり強力だが、日本の春秋スプリントGIを制したファインニードルも能力は非凡。2度目の香港に加え、乗り慣れた川田騎手の手綱も心強い。香港勢の牙城を崩すならこの馬だ。