【スプリンターズS】レッドファルクス 同一レース3連覇へ7歳でも「衰え皆無」

2018年09月28日 21時02分

同一GI・3連覇を狙うレッドファルクス。左は尾関調教師

【スプリンターズS(日曜=30日、中山芝外1200メートル)新バージョンアップ作戦】秋のGIロードが第52回スプリンターズSで幕を開ける。春秋短距離GI制覇を目指すファインニードルが人気の中心だが、確たる主役とまでは言えない? アツいカープファンの新VU作戦・明石尚典記者は同レース3連覇を狙う“中山芝6ハロンの鬼”レッドファルクスで勝負。データ徹底検証から「衰え皆無」ならその結論は当然かもしれない。

 馬場改修工事後の近3年の前後半3ハロンラップは2015年=34秒1→34秒0、16年33秒4→34秒2、17年=33秒9→33秒7。この中で明確な前傾ラップを刻んだのは16年のみ。前半3ハロン33秒4~34秒1のGIとは思えぬテンの入りなら、先行馬がVゴールを刻んでしかるべきなのだが…。

 結果は(15年から)4角9→7→10番手の馬による差し切り勝ち。因果関係は不明とはいえ、改修後の馬場で差しが決まりやすくなっているのは見逃せないポイントだ。純粋なスピードを競う電撃の6ハロン戦も今は昔。切れ味優先のスタンスがベストとなれば、一日の長があるのはあの馬しかいない。

 ◎はズバリ、レッドファルクス。言わずと知れたディフェンディングチャンピオン。ならば、3連覇のカギを握るのは能力減退の有無にほかならない。春のGI・2戦は高松宮記念8着→安田記念9着。いずれも前年より着順を落としているが、自身の上がり3ハロンはともに33秒7。少なくとも昨年並み(高松宮記念=34秒6、安田記念=33秒7)の瞬発力を維持している、との見方は十分に可能だ。

 前年の高松宮記念は稍重ながら、同日の500万下・刈谷特別のVタイム比較から馬場レベルは今年とほぼ互角。1分09秒0→1分08秒9と走破時計をコンマ1秒しか詰められなかったことは気にならない。安田記念は逆に前年を上回る高速馬場。それでいてコンマ3秒遅い前半3ハロン34秒2の緩ラップ→ラスト2ハロン11秒4→11秒7では、前を捕らえられなかったのも無理はない。春GI・2戦の凡走はいわば展開のアヤ。明確な敗因がラップから透けて見えるのなら「能力減退は見られない」が結論となる。

 瞬発力に陰りなしなら、今年もVゴールに最も近いのはこの馬。老いてますます盛んな7歳馬が、同一GI・3連覇という不滅の金字塔を打ち立てる。