【スプリンターズS】ファインニードル 春秋連覇へ満点追い切り「中山に替わるけど力をつけた今なら何の心配もない」

2018年09月26日 21時03分

【スプリンターズS(日曜=30日、中山芝外1200メートル)注目馬26日最終追い切り:栗東】昨年のスプリンターズS(12着)はGIの厚い壁にはね返されたファインニードルだが、春先からほぼ休みなく使われていて消耗した状態だっただけに仕方のない結果だった。

 今年は初戦のシルクロードSを快勝、余勢を駆って挑戦した高松宮記念で待望のGI初制覇を飾った。続く香港GIチェアマンズスプリントプライズでも強力な海外勢を相手に4着と健闘し、混迷を極めていた短距離界で不動の地位を築きつつある。

 この日は主戦・川田を背に坂路で単走。前走時も最後は苦しくなって右にモタれる面を見せたが、今回も残り200メートル地点を過ぎてから少し外へ行きたがった。それでも走りの躍動感は、追えば無限に伸びていきそうなイメージ。“あとは本番で”と言わんばかりに余力を残し、万全の態勢を約束した。何より全体的に時計がかかったけさの馬場状態で4ハロン52・5秒、ラスト1ハロン12・7秒は春秋連覇を約束するような数字だ。

 高橋忠調教師「輸送もあるのでリズム良く無理をさせないように指示をしたけど、気持ち良く走れていたと思う。昨年のスプリンターズSはお釣りがなかったけど、今年の春くらいから馬が充実してきた。舞台は中山に替わるけど、力をつけた今なら何の心配もしていません」

 春秋連覇となれば、それは短距離界の絶対王者の誕生を意味する。国内を統一して次走に見据える香港スプリント(12月9日)で一気に世界を制圧――その可能性を感じさせるまでに成長を遂げているだけにここはきっちり結果を出すはずだ。