【神戸新聞杯】快勝のダービー馬ワグネリアン 菊花賞をパスして天皇賞・秋へ 友道師が明言

2018年09月24日 21時32分

直線で抜け出したワグネリアン

 皐月賞馬エポカドーロとダービー馬ワグネリアンが激突した日曜(23日)阪神メインのGII第66回神戸新聞杯(3歳オープン、芝外2400メートル=菊花賞トライアル・3着までに優先出走権)は、直線鋭く抜け出したワグネリアンが勝利。レース後に、友道調教師は菊花賞をパスして天皇賞・秋に向かうことを明言。ダービー馬の同年天皇賞Vという歴史的偉業に向けて大きくかじを切った。

 春のクラシックを沸かせたダービー馬と皐月賞馬が顔を揃え、秋晴れの好天のもとに行われた今年の神戸新聞杯。人気は皐月賞馬が勝ったが、レースでの軍配はダービー馬に上がった。先行を武器とするエポガドーロがスタートでつまずいたのを横目に、ワグネリアンは中団の後ろにつける。1000メートル通過が61秒9という平均ペースでレースは進み、残り800メートルあたりから徐々に進出を開始。直線では馬場の真ん中から、逃げ粘るメイショウテッコンをねじ伏せ、僚馬エタリオウの追撃をしのいだ。福永の負傷によりピンチヒッターを務めた藤岡康は「折り合い面に気をつけようと思って乗りました。道中で行きたがるところを見せたりして、決してうまく乗ったとは言えないけど、最後はダービー馬の力を出してくれましたね」とホッとひと息。自身のJRA通算500勝という“副賞”もダービー馬とともに成し遂げた。

 ワンツーを決めた友道調教師は「ジョッキーがうまく乗ってくれました。体はもう少し増えていると思ったけど、春に比べて馬に落ち着きが出てきたし、成長しています」とメンタル面の進化に目を細めた。

 気になる今後については「福永騎手で天皇賞に行きます。距離適性もあるし、東京の2000メートルは、この馬にとって一番合っていると思います」と明言。これまでダービー馬が同年度の天皇賞・秋を制したことはない。新たな歴史の1ページを開く挑戦がこれから始まる。