【神戸新聞杯】エポカドーロ ダービーのレースラップに映し出された能力比較ではワグネリアンより上

2018年09月21日 21時02分

仕上がりも上々なエポカドーロ

【神戸新聞杯(日曜=23日、阪神芝外2400メートル=3着までに10・21菊花賞優先出走権)新バージョンアップ作戦】日曜阪神メインは菊花賞の最終トライアル、GII神戸新聞杯。春のクラシック馬の2択という状況で、新VU作戦が出した結論は◎エポカドーロ。月曜中山のセントライト記念を◎○△(3連単3万3050円)、同中山10Rを▲◎△(同10万8090円)と高配的中が止まらない明石尚典記者の緻密な分析をとくとお読みいただこう。

 東のトライアル・セントライト記念はジェネラーレウーノが快勝。一敗地にまみれたダービーの雪辱を果たした格好の勝ち馬に対して、単勝1倍台の支持を集めたレイエンダは2着止まり。無傷の3連勝(新馬→500万下→1000万下)の勢いをもってしても、既成勢力の壁を打ち破ることはできなかった。前日の秋華賞トライアル・ローズSを制したカンタービレもオークス13着からの巻き返し。“春と変わらぬ勢力図”が現3歳世代のキーワードなら、軸選びはおのずとあの2頭に絞られてくる。

 ダービー馬か、それとも皐月賞馬か――。2つの選択肢から当欄がチョイスしたのはエポカドーロ。稍重馬場での皐月賞Vをフロック視する向きもあったが、ダービーのレースラップを見ればその強さは一目瞭然だ。

 ワグネリアンからコンマ1秒差の走破時計は超一流の証しである2分23秒台。ラスト5ハロンも合計58秒3と2016年(58秒0)に次ぐダービー史上ナンバー2のハイラップを刻んでいる。2→2→1ハロンに細分化した分割ラップでは、ラスト1ハロンまでが5ハロン合計最速の16年(23秒8→22秒6=46秒4)を上回る46秒1(23秒7→22秒4)。ほかのVタイム2分23秒台突入時(47秒2~48秒7)と比べれば、いかにタフなラップを刻んでいるかがお分かりいただけるだろう。

 自ら動いた結果のラスト1ハロン12秒2はある意味、必然。1997年サニーブライアン以来の逃走Vはかなわなかったものの、果敢に肉を切らせて骨を断つラップを並べた姿はまさに負けて強しだ。

 勝負に勝って試合に負けたのがダービー。そのレースラップに映し出された能力比較では、断然エポカドーロに軍配が上がる。スプリント色の強い母系から、本番でのパフォーマンスは未知数。春の借りを確実に返すには、すでにメドを立てたこの12ハロンがベストの選択肢と言えよう。