【神戸新聞杯】ワグネリアン&エタリオウ2頭出し友道調教師 マカヒキ仏GII勝ちに見えた厩舎力の秘密

2018年09月20日 21時35分

ニエル賞を勝った直後のマカヒキ。左が友道調教師(撮影=平松さとし)

【平松さとしの重賞サロン】凱旋門賞を目指してフォワ賞に挑戦したクリンチャーは、残念ながら6着に敗れた。

 競馬の難しさを痛感させられた結果ではあったが、2年前の2016年には前哨戦を勝った馬がいる。ニエル賞に出走したマカヒキだ。

「精神的に大人。何にも動じないところがあるので、海外遠征も大丈夫だと思いました」

 当時、遠征を決断した理由のひとつとして友道康夫調教師は、そう語った。しかし、耳を疑う情報を聞いたのはニエル賞の直前。私と仲の良い地元フランスの記者が質問してきた。

「装鞍所でマカヒキが馬っ気を出してイレ込んでいるけど、いつものことなのか?」

 実際に見たわけではないので友道師に確認すると、指揮官は首肯して次のように答えた。

「初めての場所のせいか珍しくイレ込みました。若駒S(2016年1月)のパドックで2周だけイレ込んだことがあったけど、それ以来2度目です」

 その後、パドックに入るころには落ち着きを取り戻し、レースは勝利した。そこで友道師の「若駒Sのパドックで2周だけイレ込んだ」という言葉を思い起こし、感じた。そのくらい細かい点まで記憶している注意力が厩舎力に表れているのだろう、と。

 そんな友道厩舎のエタリオウ、ワグネリアンの2頭が神戸新聞杯(日曜=23日、阪神芝外2400メートル=3着までに10・21菊花賞優先出走権)に出走する。どんな走りをするのか期待したい。