馬への負担軽減のはずが「油断騎乗」

2013年02月24日 11時00分

 17日の東京ではフェブラリーS3着のワンダーアキュート=和田が、2頭の進路を妨害したとして2日間の騎乗停止処分(降着はなし)に。また、この日は、4Rアンブリッジの幸、12Rユーロビートの浜中がそれぞれ決勝線手前での御法について制裁(幸は2日間の騎乗停止、浜中は戒告)を科せられた。

 原因はともに“油断騎乗”。結果的に2着に「差された」幸のほうが、1馬身差で1着を「保った」浜中よりも重い処分になったと推測できる。1月のアメリカJCCでは2着トランスワープ陣営が勝ち馬に異議申し立てを行うも棄却。今年から始まった「明らかに着順が変わったと思われる進路妨害」以外降着としない“新ルール”の余波なのか、着順変更などで生じるファンへの配慮が進む一方、騎手への制裁が形を変えつつある印象だ。

 浜中のケースは「ゴーグルを外しただけ」との見方もあり、レース後の検量室では複数の騎手から裁決に対する異論が出た。馬への負担を軽減させるつもりが油断騎乗、と判断されることも考えられる。新ルールがいびつな形での制裁強化につながらないことを祈るばかりだ。