【新潟記念・東西記者徹底討論】変わり身の余地あるブラストワンピースか切れのグリュイエールか

2018年08月29日 21時36分

変わり身の余地も残しているブラストワンピース

【新潟記念(日曜=9月2日、新潟芝外2000メートル)東西記者徹底討論】GIII新潟記念といえば、サマー2000シリーズ最終戦ながら、今年は秋の飛躍が期待される素質馬が数多くここを復帰戦に選択。シリーズの行方以上に注目を集めている。果たして「独創」荒井と「馼王」西谷が秋の大舞台へ向けて好発進間違いなしと判断した馬とは!?

 西谷哲生(大スポ):夏の甲子園大会が終わっても、金農フィーバーはまだまだ続いてますね。

 荒井敏彦(東スポ):おらが町の公立高校があれだけ甲子園で活躍したんだから、そりゃあ注目されるだろ。

 西谷:秋田出身じゃないボクも、ついつい応援したくなっちゃいました。

 荒井:寄付金だけで1億9000万円も集まったんだろ。すごいよな。大事に使わせてもらえよ。

 西谷:え、ボク? 全然関係ないでしょ。

 荒井:いやいや、オマエもずっと“金NO”フィーバーしてるじゃん。

 西谷:余計なお世話ですよっ。全力校歌に負けないくらいの全力予想で、今週はバッチリ当ててみせますから。

 荒井:新潟記念でブラストワンピース◎じゃないやつが何言ってんだ。ダービーは惜しくも0秒2差5着に敗れはしたが、好位からでも、ある程度の脚でまとめられるのが最大の長所。デビューから間隔を空けて大事に使われている馬で、まだまだ変わり身の余地も大きく残しているからな。

 西谷:ダービーは直線で進路を外に切り替えるロスがなければ、もっと際どかったでしょうね。3歳トップクラスの実力馬が、初の古馬相手にどこまでやれるか、ボクも楽しみです。

 荒井:だったらオマエも素直に本命にすればいいのに…。ハービンジャー産駒=切れないイメージだったが、このブラストワンピースとディアドラがその不安を払拭しつつある。古馬相手にしては楽な組み合わせだし、ここを勝って秋につなげてもらわないとな。

 西谷:ボクはブラストワンピースを相手筆頭に評価しつつ、◎グリュイエールで勝負です。雨馬場がどうかと思っていた前走(エプソムC)でも3着と格好をつけてくれましたが、2度のレコード勝ちをマークしているように、本来は良馬場での切れ味勝負でこその馬。まともなら勝ち負けが期待できます。

 荒井:長期休養から戦列復帰して準オープン(府中S)勝ちに、重賞3着だもんな。しっかりとケアできる厩舎の力もさすがだし、オレも対抗にはしたよ。ただブラストワンピースが負けるとは思ってないけどな。

 西谷:今年の戸崎圭=藤原英厩舎は連対率52・6%、複勝率78・9%の超好成績を残している黄金タッグ。黙って買っておけば間違いないのに。

 荒井:3番手はストーンウェア。さすがに小倉記念(5着)は時計が速過ぎた。早めに動くわけにもいかず、現状はあれが限界だったかな。直線の長い新潟外回りでじっくり構える競馬なら、もっとやれるはず。

 西谷:一発なら左回り巧者のエンジニアでしょう。3走前はグリュイエールと0秒1差の3着。ハンデ差を生かせれば、ここでも通用するはずです。最近は3戦して休養がパターンになっていたけど、今回は間隔を空けず4戦目を使ってきた。そのあたりも充実の証しと捉えたいですね。

 荒井:あとは長期休養明けとなるセダブリランテス、メートルダールの仕上がり次第といったところだな。ってことで、そろそろ小倉2歳S(日曜=9月2日、小倉芝1200メートル)の話もしとこうか。

 西谷:滞在してる先輩にとっては、こっちの方が気になりますか。

 荒井:ミヤジシルフィードが思ってた以上に評価が低いみたいだからな。初戦は大人びたレース内容。外枠から折り合いスムーズに前を見ながら、直線できっちりと抜け出してきた。

 西谷:最後は2着馬に半馬身差まで詰め寄られてましたけど…。

 荒井:着差以上に余裕はあったぞ。3頭出しの川村厩舎のなかで、素質はこの馬が一番だ。

 西谷:ボクは新馬に続きフェニックス賞も完勝したシングルアップを素直に評価します。寺島調教師が「注文をつけるところがない」と絶賛する完成度の高さは、この時期の2歳戦では大きな武器。14キロ増と明らかに余裕残しの仕上げだった前回からの上積みも大きいはずですよ。